インナーマッスルは鍛えた方が良いのか? - 筋トレの嘘と本当~正しい筋肉の鍛え方~

インナーマッスルは鍛えた方が良いのか?





こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。

本日は、「インナーマッスルトレーニングの必要性」
について、お話したいと思います。

よく、「インナーマッスルは鍛えた方が良いのでしょうか?」
という質問を頂くことがあるのですが、
ここ数年で、インナーマッスルに対する私自身の考え方も
ちよっと変わってきましたので、
その辺のことも含めて説明したいと思います。

まず、インナーマッスルとはどんな筋肉なのかですが、
インナーとは英語の"Inner"であり、
これには「内部の」「奥の」という意味があります。
つまりそのまま訳せば「内部の筋肉、奥の筋肉」ということです。

筋肉というのは何層にも重なって体を覆っているのですが、
その中で、比較的深い部分にある筋肉が、
インナーマッスルと呼ばれているわけです。
インナーマッスルを「深層筋」と呼ぶのはこのためです。

従って、インナーマッスルというのは、
どこか一つの筋肉を指している言葉ではなく、
体の奥の方にある筋肉の総称ということになります。

そして、このインナーマッスルには、
関節の位置を安定させ、
姿勢を細かく調節する働きがあるのです。

関節とはもともと動きの自由度が高いのですが、
スポーツ競技においては、関節まわりを安定させることが、
パフォーマンス向上につながるのです。
関節まわりが安定することで、投げたり、蹴ったり、捻ったり、
といった動作能力が向上するのです。

例えば、プロ野球のピッチャーであれば、
肩関節まわりを安定させることで投球フォームが改善され、
投球能力の向上が図られるのです。

あるいはサッカー選手であれば、
股関節や脊柱まわりを安定させることで、
体の軸がブレない姿勢を保つことができるようになり、
ドリブルやシュートの動作能力が向上するのです。

これに対して、体の表面近くにある筋肉は
アウターマッスルと呼ばれています。
アウターとは英語の"outer"であり、
これには「外側の」という意味があります。

大胸筋や上腕二頭筋などはこのアウターマッスルであり、
ベンチプレスやスクワットのような一般的な筋トレでは、
アウターマッスルを鍛えることを目的としています。

アウターマッスルは表面近くの目に見える筋肉ですから、
大きな筋肉をつけてムキムキになりたいというような場合には、
このアウターマッスルを集中的に鍛える必要があります。
当然ボディビルダーのトレーニングなども、
アウターマッスルを鍛えるトレーニングになっています。

では、ボディビルダーやムキムキになりたい人など、
とにかく見た目の筋肉を大きくしたい人には、
インナーマッスルのトレーニングは必要ないのでしょうか?

インナーマッスルを鍛えると筋肥大しやすくなるとか、
インナーマッスルを鍛えると格闘家のような体になれるとか、
そういった情報を提供している雑誌やサイトもあるようですが、
はたして本当なのでしょうか?

結論から先に言っておきますと、
ボディビルダーやムキムキになりたい人は、
インナーマッスル用のトレーニングは必要ありません。
わざわざインナーマッスルだけを切り離して、
単独で鍛える必要はないということです。

例えば、インナーマッスルのトレーニング法として、
プロ野球のピッチャーが軽い負荷で何分間もの間、
特定の動作を続けている光景を目にしますが、
ああいったインナーマッスル専用のトレーニングは、
ボディビルダーやムキムキになりたい人には必要ありません。

なぜなら、筋肥大を目的としたボディビルトレーニングで
アウターマッスルを鍛えていれば、
二次的にインナーマッスルも鍛えられているからです。

この点については、私自身の考え方が以前と変わってきたのですが、
私自身、以前は、アウターマッスルとインナーマッスルは、
その働きの違いから両方を同時に鍛えるのは難しいと思っていました。

高重量を使って10回前後行うようなボディビルトレーニングでは、
アウターマッスルのみが動員され、
インナーマッスルは使われずに終わってしまうと考えていました。

しかし、その後いろいろ調べたり検証した結果、
インナーマッスルの働きとして、
関節まわりを安定させるだけでなく、
関節を動作させる作用も併せ持つことがわかったのです。

つまり、関節を動作させる作用とは、
もともとアウターマッスルの働きでもあるため、
アウターマッスルを鍛えれば、
同時にインナーマッスルも鍛えられることになるわけです。

もともとアウターマッスルとは、
大きな筋力を発揮してメインの動作を行うための筋肉であり、
その動きを補助するのがインナーマッスルなのですから、
両者が連動して作用するのは当然であり、
同時に鍛えることも可能だということです。

ただし、アウターマッスルによる関節の動作とは、
主に直線的な動作になってくるので、
もっと細かい動作や姿勢を調整するためには、
インナーマッスル用のトレーニングが必要になってきます。

例えば、サッカーをやっていたとして、
ボールを蹴る時の体の動きは直線的なものではありません。
狙った方向に力強く蹴るためには腰を素早く回転させ、
脚を振る方向や足首の向きなども微妙に調整する必要があります。

ですから、そういった細かい動作能力を向上させるには、
アウターマッスルとは切り離して、
軽い負荷でインナーマッスルだけを鍛えるような、
専門トレーニングが必要だということです。

また、一般的によく言われていることとして、
アウターマッスルばかりを鍛えていると、
いざ強い筋力を発揮しようとした時に、
インナーマッスルがアウターマッスルの力に振り回されて、
筋力発揮時の姿勢が不安定になったり、
関節を正しい位置に保てなくなったりするということですが、
ボディビルダーやムキムキになりたい人にとっては、
あまり気にする必要のないことです。

わざわざ軽い負荷でインナーマッスルを鍛えなくても、
高重量でベンチプレスやスクワットをしていれば、
体幹も強くなり体の軸もしっかりしてきますので、
姿勢や関節の位置が不安定になることなどないのです。

ですから、ボディビルダーやムキムキになりたい人にとっては、
わざわざインナーマッスルだけを単独で鍛える必要はなく、
筋力のアンバランスなども心配しなくていいのです。
インナーマッスル単独で鍛えるよりも、
アウターマッスルごとまとめて鍛える方が効率が良く、
筋トレのメリットを受けられるということです。

今回は、インナーマッスルトレーニングの必要性について、
現在の私の考え方をお話しましたが、
決してインナーマッスルを軽視しているわけではなく、
本来の目的や役割が理解されないまま、
「インナーマッスル=重要」という認識だけが、
一人歩きしてしまっているのが問題だと言いたいのです。

インナーマッスルを鍛えれば筋肥大しやすくなるとか、
インナーマッスルを鍛えれば格闘家のような体になれるとか、
雑誌やサイトでちらっと見ただけのことを、
そのまま鵜呑みにしてしまう人が多いということです。

もし、インナーマッスルを単独で鍛えたいと思っているなら、
本来の目的や役割をしっかりと理解した上で取り組まないと、
自分が期待しているような効果を引き出すことはできませんので、
くれぐれもご注意ください。


★今すぐ筋肉をつけたい人はこちら
⇒たった1ヶ月で5kgの筋肉をつける!! 【最短マッスルボディ養成講座】



★更に上を目指したい人はこちら
⇒3ヶ月で極限まで筋肉をデカくする!! 【メガマッスルプロジェクト】



スポンサーサイト