断食ダイエットは筋肉の為ならず! お勧めできません! - 筋トレの嘘と本当~正しい筋肉の鍛え方~

断食ダイエットは筋肉の為ならず! お勧めできません!


筋肉をつける効果的な筋トレ



こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。

本日は、「断食ダイエット」について、
私の考え方をお伝えしたいと思います。

断食ダイエットとは、何も食べないダイエット法ですが、
完全に食事を断ち水も飲まないハードなものや、
水や酵素ドリンクだけは飲んで良いものなど、
目的や体調に応じてやり方はいろいろあります。

当然体に食べ物が入って来なくなるわけですから、
体は蓄えてある脂肪をエネルギーに変えて使うようになり、
短期間の内に脂肪が減り痩せてきます。

例えば、3日間何も食べずに過ごしたとしたら、
たった3日間であっても体重は減ってきますし、
余分な脂肪を減らすこともできます。

ですから、手っ取り早く痩せたいという場合には、
断食ダイエットは、確かに効果的な方法だと言えます。
実際、断食ダイエットを定期的に行い、
スリムな体型を維持している人は大勢います。

また、ある一定期間、断食ダイエットに取り組むことで、
胃腸や肝臓の機能が回復したり、老化物質を排出したりなど、
体を内から元気にする効果も得られるということで、
断食ダイエットの人気は高まっているようです。

しかし、何日間も食事を摂らずにいたら、
筋肉が減るんじゃないかと心配する人も多いかと思います。

特に、筋肉をつけようと筋トレに励んでいる人にとっては、
食事を断つという行為は、なかなか受け入れ難いものです。

果たして、断食ダイエットをしても、
筋肉量が減ることはないのでしょうか?

結論から言いますと、断食ダイエットを行うと、
脂肪と一緒に筋肉も減らすことになります。
どんなに気を付けていても、
断食している限り、確実に筋肉は減ってきます。

もっと言うと、断食ダイエットの最中においては、
脂肪よりも筋肉の方が先に減ってきます。

ですから、体重が減って見た目には痩せたとしても、
脂肪以上に筋肉を減らしてしまっているのです。

断食ダイエットを勧める専門家の中には、
アミノ酸とブドウ糖を摂りながら断食に取り組めば、
筋肉を減らすことはないと言う人がいますが、
実際には、アミノ酸とブドウ糖を摂っていたとしても、
食事を断っている限り、筋肉の減少を防ぐことはできません。
3日もしない内に筋肉の減少は起こってきます。

確かに理論上は、糖が枯渇することにより、
筋肉(アミノ酸)の分解が起こるわけですから、
アミノ酸とブドウ糖を補いながら行うことで、
筋肉の分解を抑えられると考えられます。

しかし、実際に取り組んでみるとわかるのですが、
食事を断ち、摂取カロリーが極端に低い状況下においては、
いくらアミノ酸とブドウ糖を摂っても効果はないのです。

なぜなら、生命維持のためのエネルギー源として、
つまり基礎代謝として使われてしまうからです。

基礎代謝量は筋肉量によって違いますが、
平均的な1日の基礎代謝量の目安としては、
およそ1200kcalとなります。

つまり、体が正常な状態を保つためには、
最低でも1日にそれだけのエネルギー量を、
食事から摂る必要があるということであり、
このエネルギー量を下回ってしまうと、
体は生命維持に対する危険信号を発し、
全ての栄養素を基礎代謝に使うようになってしまうのです。

ですから、摂取カロリーが極端に低い状況下においては、
アミノ酸とブドウ糖を摂取したとしても、
筋肉量の維持のために使われるのではなく、
基礎代謝のために使われてしまうということなのです。

もし、1日に200kcalや300kcalしか摂っていなかったら、
体は生命維持を最優先で考えるようになり、
全ての栄養素を使って基礎代謝維持に取り組むようになり、
筋肉量維持のことなど考えていられなくなるのです。

それどころか、筋肉自体を削り取ってでも、
生命維持のためのエネルギーを作り出そうとするのです。

ですから、アミノ酸が筋肉維持のために使われるには、
最低でも1200kcalは食事から摂らなければならないのです。
そして、基礎代謝が正常に行われることで、
体は、アミノ酸を筋肉量維持のための使うことができるのです。

また、人間の体は、飢餓状態においては、
脂肪よりも筋肉の方を先にエネルギーとして使うようになります。

なぜなら、脂肪は筋肉の2倍以上のエネルギー量となるため、
脂肪は最後の切り札として、後から使われるようになるのです。

ですから、ダイエット中であったとしても、
筋肉量を減らさないためには、
摂取カロリーが基礎代謝量を下回るような、
飢餓状態は絶対に避けなければならないのです。

私が勧める「糖質制限ダイエット」とは、
根本の部分において「断食ダイエット」とは全く違うものです。

糖質制限ダイエットでは、糖質を制限したとしても、
タンパク質と脂肪からエネルギーを確保しますので、
摂取カロリーが基礎代謝量を下回るようなことはありません。
ですから、筋肉量を維持しながらのダイエットが可能なのです。

しかし、それでも気を付けていないと、
筋肉量は減ってきてしまいますので、
断食ダイエットでは尚更だということです。

そもそも断食とは、お寺の修行僧たちが行っているものであり、
ダイエットを目的として行われているものではありません。
食事を断つことによって体の中を浄化し、
心身を清めることが目的なのです。
ですから、筋肉がどうなろうと関係ないのです。

時には長期間に渡る厳しい断食業を敢行し、
筋肉が削げ落ち骨と皮の状態になることもあるのです。
ですから、そもそも根本の部分が違うのです。

筋肉が減っても構わないから見た目をとにかく細くしたい、
というなら、断食ダイエットは効果的だと思いますが、
ボディビルダーなどが行うダイエット法としては、
筋肉量維持が困難であることから、お勧めすることはできません。

ボディビルダーでも、コンテスト直前になって、
脂肪が落ち切れていないために、
筋肉の減少を覚悟で断食する人もいますが、
それはあくまで最終手段であって、
最初から断食ダイエットを行うのはリスクが高いのです。

今回は、断食ダイエットについてお話してきましたが、
断食ダイエットを決して全面否定しているわけではなく、
筋肉量維持という観点からはお勧めできないということであり、
要は、目的に応じた選択をすることが大切だということです。

これからダイエットに取り組もうという人も多いかと思いますが、
自分の目的や体調に合ったダイエット法を選択することが、
ダイエットを成功させる上で大切になってきますので、
事前の情報収集をきちんとした上で取り組んでほしいと思います。


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