糖質制限ダイエットが効果的な理由とは - 筋トレの嘘と本当~正しい筋肉の鍛え方~

糖質制限ダイエットが効果的な理由とは





こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。

本日は、糖質制限ダイエットが効果的な理由について、
わかりやすくお話したいと思います。

糖質制限ダイエットを実践している人は多くいますが、
実は、ボディビルダーの人たちも、
コンテストに向けてダイエットする際には、
ほとんどの人は糖質制限ダイエットを行っているのです。

では、なぜ、糖質制限することがダイエットに効果的なのか、
それは、糖質を制限することで、
血糖値を低く抑えることができるからなのです。

血糖値と肥満の関係性については、
これまでも何度かお話してきましたが、
要は、血糖値を低く抑える食事をすることが、
最も理にかなったダイエット方法であり、
逆に言うと、血糖値が急上昇してしまうと、
太りやすくなってしまうということです。

多くのボディビルダーの人たちは、
長年の経験から、そのことを実感しているのです。
コンテストに向けて段階的に糖質の量を減らしていき、
最後の仕上げではゼロにすることもあるのです。

もちろん筋肉量を減らさないようにするために、
糖質を減らす分、タンパク質を増やすなど、
ボディビルダー用の特殊なダイエットではありますが、
とにかく糖質制限が柱になっているのです。

私自身も、ダイエットする際には糖質制限しますし、
1ヵ月で5kg程度は無理なく落とせていますので、
数あるダイエット方法の中で、糖質制限ダイエットこそ、
最も科学的なダイエット方法だと実感しています。

ところで、血糖とか、血糖値とは、いったい何なのか、
今回は、少し基本的なことからお話したいと思いますが、
正しいダイエットを実践する上では、
是非知っておいてほしい大切な知識になります。

血糖(ブドウ糖)とは、血液中の栄養素の1つなのですが、
脳や筋肉など全身のエネルギー源となり利用されています。
ですから血糖とは、私たちが生きていく上で欠かせない栄養素なのです。

そして、ご飯やパンなどの炭水化物(糖質)を食べることで、
血液中の血糖の量は増えるのです。
つまり、体にエネルギーが注入されるということです。

逆に、血液中の血糖の量が減ると空腹を感じ力が出なくなりますが、
食事をして血糖の量が増えると、体がまた元気になるのです。

また、肝臓でも、蓄えられていた栄養分から、
必要になると血糖が作られて血液中に出ていきます。

つまり、血液中の血糖の量とは一定なのではなく、
炭水化物(糖質)の摂取量によって変化するものであり、
よく耳にする「血糖値」とは、この血糖が、
血液中にどれだけ含まれているかを測定した数値のことなのです。

ちなみに、血液中に含まれている血糖の量は、
空腹時で血液100cc中に平均60~100mg含まれています。
そして、食後に血液中の血糖の量が増えることを、
血糖値が上がる(高くなる)と言うのです。

さて、血糖と血糖値について基本的なことがわかったところで、
今度は、血糖値と肥満の関係性についてお話しますが、
私たちが太るのは、実は、「血糖値の急上昇」が原因なのです。

もちろんカロリーの摂り過ぎも良くありませんが、
重視すべきは、「カロリー」よりも「血糖値」なのです。
まずは、食後の血糖値を低く抑えるようにし、
その上で、必要に応じてカロリーも抑えるようにするのです。

たとえば、ボディビルダーのダイエットで大切なことは、
いかに筋肉量を維持しながら脂肪だけを減らすかということです。

そして、筋肉量を維持するためには、多くのカロリーが必要なのです。
オフシーズンに1日3000kcal摂っていたボディビルダーが、
ダイエットに入って、突然1日1000kcalに減らしてしまったら、
相当な量の筋肉量が失われてしまうのです。

ですから、筋肉量を減らさないためには、
カロリー自体はなるべく減らさないようにしながら、
食事の中身を変えて、血糖値を低く抑えるようにするのです。

今までと同じカロリー摂取量であっても、
ご飯の量を減らし、逆に肉や野菜の量を多くすることで、
筋肉量を維持しながら脂肪を減らすことが出来るのです。

その上で、次の段階として、
必要に応じてカロリー制限も行っていくのです。

ダイエットというと、カロリーだけを気にしている人が多いですが、
いくら摂取カロリーを低く抑えたとしても、
糖分と炭水化物ばかり食べていたのでは、
太りやすい体質を変えることは出来ないのです。

人間の体は、食後に血糖値が急上昇すると、
肥満ホルモンである「インシュリン」が多く分泌されるのです。

インシュリンは、タンパク質の筋肉同化を促進する働きがあるので、
筋トレ直後に限っては歓迎すべきホルモンなのですが、
その他のタイミングにおいては、肥満の原因となってしまうのです。

インシュリンは、体に必要な血糖を、
肝臓や筋肉に蓄えてくれるホルモンなのですが、
ただし、過剰に分泌しすぎてしまうと、
余った分が脂肪細胞の中に蓄えられてしまい、
脂肪細胞が大きく膨らんでしまうのです。
そして、体脂肪となってしまうのです。

更には、インシュリンが過剰に分泌されてしまうと、
もともと蓄えられていた体脂肪の分解もストップさせてしまうのです。
もうこうなると、新たな体脂肪は増えるし、
もともとの脂肪は減らないしで、とんどん太ってしまうのです。

ですから、筋肉量を維持しながら脂肪を減らすには、
筋トレ直後だけは血糖値を上げて、タンパク質の筋肉同化を促しますが、
それ以外のタイミングにおいては、
血糖値の急上昇を防ぎ、インシュリンの分泌を抑える必要があるのです。

筋トレ直後だけは、インシュリンが多く分泌されても太る心配はないですが、
他のタイミングにおけるインシュリンの過剰分泌は、
脂肪細胞を肥大させ太る原因となってしまうということです。

血糖値は、炭水化物(糖質)を摂った後に急上昇します。
しかし、タンパク質と脂肪を摂っても急上昇は起こりません。
これは科学的に証明されていることです。
つまり、私たちを太らせるのは、炭水化物(糖質)なのです。

ですから、炭水化物(糖質)の摂取量を減らし、
血糖値の急上昇を抑え、インシュリンを過剰に分泌させないようにすれば、
太りやすい体質を改善し、脂肪を減らすことが出来るのです。

更には、インシュリンの分泌が抑えられている間は、
痩せホルモンである「グルカゴン」の分泌量が増えるのです。
グルカゴンとは、体に蓄えられた余分な脂肪を分解し、
体の外へ排出してくれるホルモンなのですが、
インシュリンの分泌が抑えられているときに多く分泌されるのです。

ですから、食後に血糖値が急上昇しないようにすれば、
インシュリンの分泌が抑えられると同時に、
グルカゴンの分泌を促すことができ、
そのダブル効果で痩せることが出来るということです。

以上、糖質制限ダイエットが効果的な理由について、
血糖値に着目して説明してきましたが、
大切な知識ですから、よく理解してお役立て頂ければと思います。

それともう一つ、是非知っておいてもらいたいこととして、
糖質制限ダイエットはリバウンドの危険性が高いと思っている人が多いようですが、
リバウンドの原因は糖質制限にあるのではなく、
カロリーを必要以上に低く抑えてしまうのが原因なのです。
ここのところを誤解しないでほしいのです。

今まで我慢してカロリーを低く抑えていたところに、
急に多くのカロリーがドバッと入ってきてしまうことで、
体はエネルギーを上手く処理しきれず、
余ったエネルギーが脂肪細胞に溜まりリバウンドしてしまうのです。

ですから、糖質制限ダイエットを行ったとしても、
カロリーを減らしすぎないようにすれば、
リバウンドする危険性も少ないのです。

糖質制限ダイエットでは、肉や野菜は沢山食べられますので、
むしろ、カロリーを気にせずダイエットできるという点で、
他のダイエット方法よりもリバウンドしにくいと言えるのです。

ただし、糖質を制限してカロリーも低く抑えている場合には、
ダイエットを止めた途端にリバウンドしやすくなりますので、
その点は注意しておいてください。

ボディビルダーの人たちは、コンテストが終わって1ヵ月もすると、
まるで別人のごとに顔が丸々とし、体も大きく膨らむ人が多いです。

もちろん、それはリバウンドには違いないのですが、
リバウンドしたからといって落ち込んでいるわけではなく、
オフシーズン中は、むしろそういった体の変化を楽しんでいるのです。
なかなか一般の人にはわからない感覚かもしれませんが…


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