2016年02月の記事一覧

現在、ネット上には、実に多くの筋トレ方法が出回っています。しかし、そのほとんどは、筋トレの真実から外れたダメ筋トレであり、絶対に信用してはいけません。当ブログでは、本気で筋肉をつけたいと思っているあなたのために、世間に氾濫する筋トレの嘘を暴き、本当に正しい筋肉の鍛え方をお教えします。

月別アーカイブ:2016年02月

  • 2016/02/29ホルモンについて

    こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。本日は、男性ホルモン低下による体への影響について、お話したいと思います。筋トレをしている人なら、男性ホルモンが、筋肉増強にとって重要な働きをしていることは、よく分かっていることだと思いますが、実は、男性ホルモンの分泌量には個人差があり、同じ年齢で同じように筋トレをしていたとしても、分泌量には違いが生じてしまうのです。特に、中高年の方は、男性ホルモンの分泌...

    記事を読む

  • 2016/02/26筋肉をつけるための食事法

    こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。本日は、筋肉をつけたいと願っている人のために、タンパク質が簡単に摂れるお勧め食事メニューを、いくつかご紹介したいと思います。どれも実際に私がよく食べているものなのですが、簡単に手っ取り早く用意できるので、一人暮らしの男性にも大変便利なメニューです。ではまず、自宅でよく食べているものなのですが、白米に、納豆と生卵をかけて食べています。もちろん生卵は、黄身も...

    記事を読む

  • 2016/02/23ピッチャーのための筋トレ法

    こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。本日は、ピッチャーが球速を上げるのに必要な筋トレについて、私が実際に指導した経験を元にお話したいと思います。今から4年ほど前になるのですが、知人から依頼され、ある社会人野球のチームで、ピッチャーをされているTさん(当時29歳)に、筋トレの指導をすることになったのです。Tさんの目的は、とにかく球速を上げることであり、具体的には、筋肉を鍛えることによって、球速を12...

    記事を読む

  • 2016/02/20腱の働きと運動能力の向上について

    こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。本日は、筋肉についている腱(けん)の働きについて、お話したいと思います。腱については、筋肉についていることは知っていても、いったいどんなものなのか、いったいどんな働きがあるのか、そこまでは知らないという人が多いかと思います。しかし実は、腱とは身体の運動能力と深く関わっており、スポーツにおけるパフォーマンス向上に、非常に重要な役割を担っているものなのです。で...

    記事を読む

  • 2016/02/17炭水化物の摂取について

    こんにちは、筋トレアカデミー山本龍二です。本日は、筋トレ中の炭水化物の摂取について、お話したいと思います。筋トレ前と筋トレ後は炭水化物を摂取しているが、筋トレ中は水を飲むだけという人も多いかと思います。しかし実は、筋トレ中も炭水化物を摂取した方が、筋肥大効果が高まることが証明されているのです。2001年アメリカのスポーツ科学者たちが行った実験によると、筋力トレーニング中に吸収しやすい炭水化物を少量摂る...

    記事を読む

  • 2016/02/14胸の筋トレ法

    こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。本日は、ベンチプレスでの肩の使い方について、お話したいと思います。ベンチプレスの筋肥大効果を高める上で、肩の使い方は非常に重要なポイントであり、必ず実践してほしい基本テクニックになりますから、今まで意識してこなかったという人は、是非、自分のフォーム改善に役立ててください。ベンチプレスは最も実践者の多い種目だと思いますが、ジムでベンチプレスを行っている人を...

    記事を読む

  • 2016/02/11チェストプレスマシン

    こんちには、筋トレアカデミーの山本龍二です。先日、筋トレ初心者の方から、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ジムにチェストプレスマシンがあるのですが、チェストプレスマシンでも胸板を厚くできますか?もし、バーベルベンチプレスの代わりになるのなら、チェストプレスマシンを使おうと思っていますので、効果的な使い方と注意点を教えてください。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・...

    記事を読む

  • 2016/02/08ダンベルシュラッグ

    こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。本日は、首が細くて悩んでいる人のために、筋トレ初心者が首を太くするにはどうすればよいか、そのための効果的な方法を紹介したいと思います。私のもとにも、「首を太くする方法を教えてほしい」という質問が多く来るのですが、たしかに、服を着ていても首は見える部分ですし、首の太さでその人の印象も変わってきますので、それだけ気にする人が多いのでしょう。しかし、ここで、特...

    記事を読む

  • 2016/02/05ステロイドによる筋肉増強効果

    こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。本日は、ステロイドによる筋肉増強効果について、お話したいと思います。実は先日、実際にステロイドを使用している方から、直接お話をお伺いできる機会がありまして、現在のトレーニング法や実際の筋肉増強効果などについて、リアルな話を聞くことができました。その方(Kさん)は現在37歳でトレーニング歴が17年なのですが、5年前まではボディビルコンテストにも出場していた方です。...

    記事を読む

  • 2016/02/02ケトルベルトレーニング

    こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。本日は、「ケトルベルトレーニング」について、いったいどのような効果が期待できるのか、そのメリット、デメリットを含めて、私の考えをお話したいと思います。先日、大相撲の初場所で琴奨菊が初優勝しましたが、その琴奨菊が体を鍛えるために使っていたのが、この「ケトルベル」だったということで、ここに来て、俄然注目が集まっているようです。私自身もケトルベルには以前から興...

    記事を読む

男性ホルモン低下による体への影響について

こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。

本日は、男性ホルモン低下による体への影響について、
お話したいと思います。

筋トレをしている人なら、男性ホルモンが、
筋肉増強にとって重要な働きをしていることは、
よく分かっていることだと思いますが、
実は、男性ホルモンの分泌量には個人差があり、
同じ年齢で同じように筋トレをしていたとしても、
分泌量には違いが生じてしまうのです。

特に、中高年の方は、男性ホルモンの分泌量が、
自分の年齢の平均値よりも低下してしまうと、
筋トレをしても筋肉がつきにくくなり、
その他体への悪影響も出てきてしまうので、
注意しておく必要があるのです。

男性ホルモンにはいくつか種類があるのですが、
筋肉増強に最も影響を与えているのが、
テストステロンという男性ホルモンであり、
男性ホルモンの約95%を占めています。

テストステロンの分泌が最も活発になるのが、
10代後半~20代にかけての思春期であり、
男性はこの時期に筋肉や骨がたくましくなり、
ヒゲや体毛も生えてきて、
いわゆる「男らしい体」になってくるのです。

そして、この時期にトレーニングで体を鍛えることは、
筋肉や骨を成長させる上で非常に効果的なのです。
テストステロンの分泌が活発な時期においては、
それだけ体が成長しやすい状態になっていますので、
短期間で驚く程の変化が現れやすいのです。

先日、プロ野球ニュースの中で、
日本ハムの大谷翔平選手がインタビューされていましたが、
2ヶ月で体重を8kg増やして100kgにしたとのことで、
胸板や肩幅など、一段とたくましくなっていました。

大谷選手は18歳でデビューし現在21歳ですが、
テストステロンの分泌が活発な時期に筋トレを行ったことで、
デビュー当時86kgだった体重が3年間で14kgも増加し、
短期間で驚く程の筋肉増強に成功したのです。

もちろん、20代以降もテストステロンは分泌されますので、
中高年になってから筋トレを始めたとしても、
筋肉を増強していくことは十分可能です。

しかし現実として、テストステロンの分泌量は、
加齢と伴に徐々に低下してきますので、
それだけ筋肉も発達しずらくなってきます。

ですから、特に中高年の方の場合には、
テストステロンの低下を出来るだけ抑えるよう、
日々の生活の中で努力していくことも大切なのです。

といっても、それほど難しく考える必要はなく、
適正な負荷で週3日程度の筋トレをして、
タンパク質中心にきちんと食べていれば、
テストステロンの低下を抑えることはできますし、
逆に増やすことだって可能なのです。

もし、加齢に伴うテストステロンの低下を抑え、
逆に分泌量を増加させることができれば、
年齢に関係なく筋肉増強効果は高められますし、
いつまでも健康な体を保ち続けることができるのです。

60代、70代でもジムでハードな筋トレを行い、
体もシャキッとして元気な方がいらっしゃいますが、
男性ホルモン(テストステロン)の分泌量が、
一般的な同年代の人たちより明らかに多いのです。

中には、75歳の高齢者の方なのですが、
病院でテストステロン値を測定したら、
30代の平均値よりも高かったという人もいるのです。

男性ホルモン(テストステロン)の分泌量は、
筋トレによって増やすことができるのですが、
実は、筋肉にかかる負荷の大きさによって、
分泌量に違いが生じることが分かっています。

テストステロンの分泌量を増やすには、
出来るだけ重い負荷を使った方が有利であり、
筋肥大を目的とした筋トレであれば、
1セット当たり6~15回が限界となる負荷が適しています。

また、女性のボディビルダーが筋肥大を狙う場合にも、
テストステロンの分泌レベルを高めるためには、
男性と同じように、6~15回の高負荷が必要となってきます。

女性の場合、男性と同じようには筋肥大はしませんが、
男性と同じ高負荷でのトレーニングを行うことによって、
女性としてのテストステロン分泌レベルを最大限に高め、
女性として可能な限りの筋肥大を得られるのです。

私の知っている女性ボディビルダーの人たちは、
女性だから軽い負荷でやっているなんてことはなく、
筋肥大させるために、ベンチプレスもスクワットも、
自分の体重よりも重い負荷でガンガンやっているのです。

また、セット間のインターバルも出来るだけ短くした方が、
テストステロンの分泌量を増やすには有利になります。

一般的なセット間のインターバルとしては、
1~2分でテストステロンの分泌レベルは高められるのですが、
もっと専門的なトレーニングになると、
インターバルを30秒以内にして行う場合もあります。

ただし、注意しなければならないのは、
トレーニング量を多くしすぎないということです。
ダラダラとした長時間の筋トレは、
逆にテストステロンの分泌を抑制してしまうのです。

これは、コルチゾールの分泌と関係しているのですが、
筋トレ時間が長くなればなるほど、
コルチゾールの分泌量が必要以上に増えてしまい、
筋肉の分解作用を促すことになってしまうのです。
そして、テストステロンの分泌量を低下させてしまうのです。

コルチゾールとは筋肉を分解するホルモンなのですが、
筋トレによってテストステロンが分泌されるのと同時に、
一方では、コルチゾールの分泌も始まっているということを、
しっかりと認識しておかなければならないのです。

また、テストステロンの分泌量を増やすためには、
タンパク質をしっかり摂ることも大切です。

タンパク質はアミノ酸に分解された後で、
テストステロンの生成に大きく関わってきますので、
筋肉増強効果を高めるためには、
除脂肪体重1kg当たり2~3gのタンパク質を摂ることです。

その他の栄養素としては、
ビタミンDやビタミンE、亜鉛、アルギニンなども、
テストステロンの生成に貢献するものになりますので、
普段の食事から、あるいはサプリメントから、
積極的に摂取することを心がけると良いでしょう。

これらの栄養素は、特に中高年の方にとっては、
筋肉増強効果を高める上で有効な栄養素になります。

以上の点に注意しながら、筋トレと栄養摂取をすれば、
男性ホルモン(テストステロン)の低下を防ぎ、
逆に分泌量を増やすことも可能になるのですが、
そもそも、自分は男性ホルモンが多いのか少ないのか、
気になるという人もいるかと思います。

実は、その人の男性ホルモン(テストステロン)が、
同年代の平均値よりも多いか少ないかは、
その人が胎児のときに、母親の体内で、
男性ホルモンと女性ホルモンのどちらを多く浴びたかによって、
決まってしまうと言われています。
つまり先天的な要因が大きいということになります。

ただし、もし仮に平均値より少なかったとしても、
筋肉増強を諦めなければならないというわけではなく、
もともとは少なくても、筋トレと栄養摂取によって、
成人してからでも増やすことはできますので、
それほど深刻に悩む必要はありません。
あくまでも1つの参考として捉えておくべきです。

自分の男性ホルモン(テストステロン)値を調べるには、
病院で血液検査を行うのが一番正確ですが、
検査キットを使って自分で調べることもできます。
ただし、医療用として認可されたものではないので、
あまり信憑性はないと思います。

他にも、ネットでよく紹介されている方法として、
自分の手の人差し指と薬指の長さを比べる方法があります。
指は、親指から順に、
親指→人差し指→中指→薬指→小指
と並んでいますので、
2番目と4番目の指の長さを比べるのです。

そして、「薬指」の方が「人差し指」よりも長ければ、
男性ホルモンが平均値よりも多いと言われています。
つまり、胎児のときに男性ホルモンを多く浴びたということです。

ただし、医学的に証明されているわけではありませんので、
あくまで1つの参考として捉えるべきものであり、
もし逆の結果だったとしても筋肉はつけられますので、
悩んだり落ち込んだりする必要はありません。

ちなみに私は、人差し指と薬指の長さが同じくらいですし、
もともと骨格も細かったし筋肉も女の子のようでした。

ですから、条件に照らし合わせると、
男性ホルモンが平均値よりも少ないということになります。
でも、ちゃんと筋肉はつきました。

今回は、男性ホルモン(テストステロン)についてお話しましたが、
男性ホルモンの低下は、筋肉増強への悪影響ばかりではなく、
内臓脂肪の増加や骨密度の低下、慢性的な疲労やストレス、
集中力や判断力、記憶力の低下、性欲の減退やEDなど、
様々な面で悪影響を及ばすことになります。

最近は、40歳以降の男性の身体に不調が起こることを、
男性更年期障害と呼び、新たな生活習慣病として注目されていますが、
そういった身体的な機能低下の多くは、
男性ホルモン(テストステロン)の低下が原因となっていますので、
特に中高年の方は(私も含めて)、注意する必要があります。

スポンサーサイト

タンパク質が簡単に摂れるお勧め食事メニュー

こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。

本日は、筋肉をつけたいと願っている人のために、
タンパク質が簡単に摂れるお勧め食事メニューを、
いくつかご紹介したいと思います。

どれも実際に私がよく食べているものなのですが、
簡単に手っ取り早く用意できるので、
一人暮らしの男性にも大変便利なメニューです。

ではまず、自宅でよく食べているものなのですが、
白米に、納豆と生卵をかけて食べています。
もちろん生卵は、黄身も白身も全部食べます。
いわゆる「たまごかけ納豆ご飯」です。

3食の内いつ食べるかは特に決まっておらず、
朝食として食べるときもありますし、
夕食として食べるときもあります。
多いときは、1日に3回食べるときもあります。

1回に食べる量としては、
大盛りご飯に納豆2パックと生卵3個です。
これでタンパク質約45gを摂ることができます。

ただし、いつも必ずこの量というわけではなく、
その日の状態によってご飯の量を減らしたり、
納豆1パック、生卵2個にするときもあります。

納豆と卵は非常に優れたマッスルフードなのですが、
用意するのに手間がかからないので大変便利です。
納豆と卵はスーパーで買っておけばよいですし、
何より安く買えるのが嬉しいです。

納豆3パックで100円前後なので1パック当たり約33円、
卵1パック(10個)で200円前後なので1個当たり約20円、
ですから、1回で納豆2パック、生卵3個食べたとしても、
1食分の合計で約126円しかかからないのです。

これでタンパク質が約45gも摂れるのですから、
費用に対する筋肥大効果は非常に高いと言えます。
ステーキを毎日食べるにはお金が多くかかりますが、
これだったら毎日でも食べることができますし、
筋肉増強効果にも違いはありません。

ということで、簡単で便利なマッスルフードとして、
この「たまごかけ納豆ご飯」をお勧めします。

では、「たまごかけ納豆ご飯」がどれほど優れているか、
栄養面から少し詳しく説明しておきます。

まず、ご飯に納豆2パックと生卵3個をかけた場合、
1食で摂れるカロリーと栄養素は以下の通りです。

(1食分の量)
・白米2膳分(約320g)
・納豆2パック(約100g)
・生卵 3個(約180g)

(1食分のカロリーと栄養素)
・カロリー 約960kcal
・タンパク質 約45g
・炭水化物 約130g
・脂質 約29g

では、次に、納豆単独での栄養素についてですが、、
納豆1個(約50g)だと以下のようになります。

(納豆1個分の栄養素)
・カロリー 約100kcal
・タンパク質 約8g
・炭水化物 約6g
・脂質 約5g

ここで白米と納豆のタンパク質について触れておきますが、
白米と納豆のタンパク質は植物性タンパク質であり、
肉や魚などの動物性タンパク質と比較すると、
アミノ酸スコアが低い傾向にあります。

具体的には、肉や魚のアミノ酸スコアが100なのに対して、
白米は65、納豆は86となっています。

アミノ酸スコアとは、アミノ酸の品質を示す指標なのですが、
タンパク質を構成する全てのアミノ酸を含んでいれば、
その食品のアミノ酸スコアは100となります。

ですから、アミノ酸スコアが高い食品ほど、
筋肉増強効果も高いということになります。

この点から考えると、白米と納豆は、肉や魚に比べて、
筋肉増強効果が低いということになってしまうのですが、
本当にそうなのでしょうか?

ご安心ください。実際にはそんなことはありません。
白米と納豆でも筋肉はちゃんとつけられるのです。

実は、白米と納豆を一緒に食べることによって、
それぞれの欠乏しているアミノ酸を補うことができ、
アミノ酸スコアを100に近づけることができるのです。

要は、「白米+納豆=アミノ酸スコア100」ということであり、
白米と納豆を一緒に食べることは、
筋肉増強用の優れた食事メニューになるのです。

では次に、生卵単独での栄養素についてですが、
生卵1個分(約60g)だと以下のようになります。

(生卵1個分の栄養素)
・カロリー 約90kcal
・タンパク質 約7g
・炭水化物 約0.2g
・脂質 約6g

生卵のアミノ酸スコアは100であり、
消化吸収スピードも速いため、
プロティン等のサプリメントを除いた中では、
最も優れたタンパク質食品だと言えます。

また、昔は心配されていたコルステロールについても、
全く心配しなくていいことが厚労省からも発表され、
ますます卵の栄養価値は高まってきています。

卵1個からヒヨコが生まれるわけですから、
卵1個の中には、そのために必要な栄養素が、
全て凝縮されて詰められているのです。
それだけ栄養価の高い優れた食品なのです。

黄身には脂肪が含まれているからと言って、
白身だけ食べて黄身は捨ててしまう人がいますが、
減量中は仕方ないとしても、
普段は黄身も白身も丸ごと食べるべきです。

白身の90%は水分で、残りの10%がタンパク質です。
それに対して、黄身の水分は51%しかなく、
脂質31%、タンパク質16%です。
つまり、黄身の方が栄養豊富なのです。

それなのに捨ててしまうなんてもったいないです。
バルクアップ期は脂肪など気にせず、
黄身も白身も丸ごと全部食べるべきです。

ということで、「たまごかけ納豆ご飯」が、
筋肉をつける上で、いかに優れた食事メニューであるか、
改めてお分かり頂けたかと思います。

では、次に、私がよく食べている外食メニューについて、
紹介したいと思います。

私は「すき屋」をよく利用するのですが、
注文するのはいつも「とん汁納豆定食」です。
それと、単品の納豆と生卵も注文します。

(私が注文するメニュー)
・とん汁納豆定食(並盛) 490円
・納豆単品1個 90円
・生卵単品1個 50円
・合計金額 630円

すき屋の「とん汁納豆定食」には、
納豆1個と生卵1個がもともと付いているので、
追加注文することで、納豆2個、生卵2個となります。
納豆のサイズがちょっと小さいのが残念ですが…

では、この場合の栄養価ですが、
・カロリー 約948kcal
・タンパク質 約42g
・炭水化物 約78g
・脂質 約52g
といった感じになります。

脂質の量が多くなるので減量中は食べませんが、
増量期はバルクアップに適しているので、
週に何回かは利用しています。

その日の気分によっては、
他の定食メニューにするときもありますが、
タンパク質の摂取量が少なくならないよう、
注意するようにしています。

また、コンビニで買って食べることもあります。
いつも買うものは同じなのですが、
・おにぎり2個 260円
・サラダチキン1個(約115g) 213円
・ゆで卵1個 73円
といった食品になります。

サラダチキンは鶏の胸肉を使用したものですが、
最近ではセブンイレブン以外にも、
ローソンなど他のコンビニでも売られていて、
こちらとしては大変便利に感じています。

サラダチキンの栄養価ですが、
・熱量:110kcal
・たんぱく質:27g
・脂質:1g
・炭水化物:0.3g
となっており、タンパク質が豊富で、
脂肪と炭水化物はほとんど含んでいませんので、
大変優れたマッスルフードです。

では、おにぎり2個、サラダチキン1個、ゆで卵1個の、
トータルでの栄養価ですが、
・カロリー 約468kcal
・タンパク質 約40g
・炭水化物 約60g
・脂質 約7.5g
となり、脂質が低く抑えられているため、
おにぎりの量を減らせば、
減量中の食事メニューとしても有効です。

最後に、主食としてではありませんが、
私がよく利用している便利な食品がありますので、
紹介しておきます。

それは、「ウイダーのプロテインバー」です。
コンビニで買うと1本158円しますが、
ネット通販でまとめ買いすると、
1本当たり120円以下で買うことができます。

テイストは何種類かありますが、
私としては「ベイクドチョコ」がお勧めです。

1本当たり(約34g)の栄養成分としては、
・カロリー 165kcal
・タンパク質 10g
・炭水化物 12g
・脂質 8.5g
この他に、ビタミンB群やミネラル類も含まれており、
大変栄養価の高い食品となっています。

持ち歩きにも便利なので、間食で食べたり、
タンパク質が足らないと感じたときに食べたり、
必要に応じて利用しています。

以上、今回は、私が実践している、
タンパク質が簡単に摂れるお勧め食事メニューを、
いくつか紹介しましたが、
是非参考にして、筋肉増強にお役立てください。

ピッチャーが球速を上げるのに必要な筋トレとは

こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。

本日は、ピッチャーが球速を上げるのに必要な筋トレについて、
私が実際に指導した経験を元にお話したいと思います。

今から4年ほど前になるのですが、
知人から依頼され、ある社会人野球のチームで、
ピッチャーをされているTさん(当時29歳)に、
筋トレの指導をすることになったのです。

Tさんの目的は、とにかく球速を上げることであり、
具体的には、筋肉を鍛えることによって、
球速を125km/hから135km/hに上げたいということでした。

それから約半年間、週に1~2回お会いして、
直接筋トレを指導することになったのですが、
ピッチャーを直接指導するのは初めてだったので、
私自身事前に相当勉強しましたし、
実際にピッチャーを指導された経験のあるトレーナーの方にも、
指導方法に関していろいろ教わったりもしました。

そんな感じでのスタートではあったのですが、
実践した筋トレが予想以上に効果があったようで、
半年後には、最高速度が132km/hまで上げられたのです。

目標の135km/hまでは届かなかったのですが、
半年間で確実に球速を上げることができたわけで、
本人も私も手応えを感じることができましたし、
今後に向けた大きな自信につながりました。

では、実際にどのような筋トレを指導したかですが、
まず私は、球速を上げるにはどうすれば良いか、
ピッチャーの投球動作を徹底的に分析しました。

まず、投球動作の基本的な考え方として、
速い球が投げられるかどうかは、
腕が振り下ろされるスピードに比例していて、
つまり、腕が振り下ろされるスピードが速いほど、
投げられる球も速くなるということです。

これは、バッティングセンターのピッチングマシンを見れば、
その原理から簡単に理解することができます。
古いタイプのピッチングマシンの場合、
長いアームの部分がヒッチャーの腕の代わりをしていて、
アームが回転するように振り下ろされる際の力を利用して、
速い球を投げ込む仕組みになっているのです。

アームの動き自体は直線的で単純な動きでしかなく、
最初はゆっくり回りだして最後にビュンという感じですが、
アームの回転速度によって、球速を調整しているのです。

たとえば150km/hを選択すると、それだけ回転速度が速くなり、
100km/hを選択した場合には、150km/hの時に比べて、
アームの回転速度は遅くなるのです。

ヒッチングマシンには足が付いていませんので、
下半身の動きが伴うようなこともないわけですから、
単純に、アームの動きと回転速度のみが、
球の速さを決める要素になっているのです。

つまり、人間のピッチャーが行う投球動作においても、
単純に、腕を振り下ろすスピードが速くなれば、
投げられる球も速くなるということなのです。

もちろん、人間のピッチャーには足も付いていますし、
胸や背中など沢山の部位が備わっていますので、
ピッチングマシンのように単純ではありませんが、
最終的には、「いかに速く腕を振り下ろすことができるか」
ということが、最も重要になってくるのです。

ですから、ピッチャーにとって必要な筋トレとは、
要は、腕を速く振り下ろすための筋トレということであり、
全てがそこにつながるようになっていなくてはならないのです。

最近では、プロ野球のピッチャーが筋トレをするのは、
球速を上げる上で当たり前になってきていますが、
ただし、いくら上腕囲を太くしても、いくら肩幅を広くしても、
それが、腕を速く振り下ろすのに必要がなければ、
ピッチャーとしては役に立たない筋トレになってしまうのです。

実際、上腕囲が太い方が球速が上がるわけではないですし、
肩幅が広い方が投球に有利ということもないのです。
なぜなら、上腕囲や肩幅など、そういったことは、
腕を速く振り下ろすのに必要のないことだからです。
球速を上げるには、もっと他に鍛えるべき筋肉があるです。

では、ピッチャーが腕を速く振り下ろすには、
どこの筋肉をどのように鍛えればよいのかですが、
ポイントとなるのは、下記の2点です。
(1) 肩甲骨周辺の筋肉を鍛える
(2) 下半身の筋肉を鍛える

肩甲骨周辺には、後部三角筋や僧帽筋、前鋸筋など、
複数の筋肉が存在し、肩甲骨の回旋動作を司っているのですが、
ピッチャーが腕を速く振り下ろすためには、
肩甲骨周辺機構の可動域と筋力の拡大が必要であり、
そのためには、肩甲骨の筋肉そのもの、
および、肩甲骨周辺の筋肉を鍛える必要があるのです。

つまり、肩甲骨の回旋動作がスムーズになるほど、
腕の回旋動作もスムーズに行われるようになり、
腕を振り下ろすスピードも速くなるということです。

肩甲骨周辺の筋肉を鍛える種目としては、
(1)後部三角筋…リアレイズ(ダンベル/マシン)
(2)僧帽筋…シュラッグ(バーベル/ダンベル)
(3)前鋸筋…プルオーバー(バーベル/ダンベル)
などがあります。

もちろん、ベンチプレスやデッドリフトなど、
そういった主要種目と組み合わせて良いのですが、
ただし、組み合わせる際には上記種目を優先させ、
たとえば、
第1種目…ダンベルリアレイズ
第2種目…ダンベルプルオーバー
第3種目…ベンチプレス
というように、
肩甲骨周辺を鍛える種目を先に行うようにします。

上記種目における負荷のかけ方としては、
10~15回反復が可能な重量で、
2セットを目安に行うようにします。

次に、下半身の筋肉を鍛えることについてですが、
投球動作における第1段階は、下半身の動きになります。
下半身で作られたエネルギーが上半身へと伝達され、
肩→腕→肘→手首→指へと伝わって、
ボールに力が与えられスピードが出るのです。

たとえば、右投げのピッチャーなら、
ワインドアップしてから左脚を高く上げ、
その脚を大きく前方へ振り出すことによって、
重心を高い位置から低い位置へと移動させ、
前方への大きなエネルギーを生み出しているのです。

さらには、腕を振り下ろす際に、
後方にある右脚で地面を強く蹴ることによって、
前方へのエネルギーが更に加速されるのです。

このように、下半身は、投球動作の中で、
非常にダイナミックな動きをするわけですが、
そうした動きをスムーズに行うためには、
大腿四頭筋、ハムストリングを中心とした、
下半身の筋肉を鍛える必要があるのです。

下半身の筋肉を鍛える種目としては、
(1)大腿四頭筋…スクワット(バーベル/マシン)
(2)ハムストリング…レッグカールマシン
(3)下腿筋…カーフレイズマシン
などがあります。

特に、ピッチャーの専門トレーニングとして有効なのが、
レッグカールでハムストリングを事前疲労させた直後に、
シャドウピッチングを繰り返し行うという方法です。

投球動作に合わせてハムストリングを強化することで、
下半身が効率よく大きなエネルギーを生み出し、
上半身への伝達もスムーズに行えるようになるのです。

以上、腕を速く振り下ろすのに必要な筋トレについて、
いくつかポイントをお話しましたが、
つまり、ピッチャーが球速を上げるためには、
まずは第1段階として、
下半身で大きなエネルギーを生み出すことが重要であり、
次に第2段階として、
そのエネルギーを上半身へとスムーズに伝達し、
腕を速く振り下ろす動作につなげる必要があるということです。

これらの点を踏まえて、
実際にTさんが行ったメニューとしては、
(1)ダンベルリアレイズ 10~15回×2セット
(2)ダンベルシュラッグ 10~15回×2セット
(3)ダンベルプルオーバー 10~15回×2セット
(4)バーベルベンチプレス 10~15回×2セット
(5)ラットマシンプルダウン 10~15回×2セット
(6)バーベルスクワット 10~15回×2セット
(7)レッグカールマシン 10~15回×2セット
(8)デクラインランジ 10~15回×2セット
といったものでした。

実際にはウォームアップセットを行ったり、
最後に腹筋を行ったりもしていましたので、
終了するのに1時間近くかかっていましたが、
このメニューを週に2~3日の頻度で行って頂きました。

筋トレの日は、野球部の練習前に筋トレを行い、
筋トレの後に野球部の練習を行っていました。
そして、このメニューを半年間続けた結果、
球速を132km/hまで上げることができたのです。

今回は、ピッチャーが球速を上げるのに必要な筋トレ
ということでお話しましたが、
腕を速く振り下ろすという点においては、
バレーボールのスパイク、テニスのスマッシュ、
やり投げ等は類似動作であり、
使われる筋肉も類似していますので、
今回説明した考え方を応用することができます。

スポーツにおけるパフォーマンス向上のために、
筋トレに取り組むことは当たり前となっていますが、
目的に合わせた効果的な筋トレを行うためには、
種目の選択や組み合わせ方など、
深く筋トレを理解しておく必要があるのです。

たとえ筋肉が大きくなったとしても、
それが無意味な筋肥大であっては、
動作においては邪魔になるだけなのです。

ボディビルダーであればそれでも良いのですが、
スポーツにおけるパフォーマンス向上を目指すのであれば、
どこの筋肉を、どのように鍛えれば良いのかを学び、
実用的な筋肉を作り上げていくことが大切なのです。

筋肉についている腱の働きとは?

こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。

本日は、筋肉についている腱(けん)の働きについて、
お話したいと思います。

腱については、筋肉についていることは知っていても、
いったいどんなものなのか、
いったいどんな働きがあるのか、
そこまでは知らないという人が多いかと思います。

しかし実は、腱とは身体の運動能力と深く関わっており、
スポーツにおけるパフォーマンス向上に、
非常に重要な役割を担っているものなのです。

ではまず、「腱」とはいったい何なのかですが、
腱とは、タンパク質(主にコラーゲン)の結合組織であり、
硬いゴムのような弾性体をしています。

そして、筋肉の両端についていて、
筋肉と骨をつなぐ役目をしているのです。

つまり、筋肉の両端に腱がないと、
いくら筋肉を収縮しても骨を動かすことができず、
身体を動かすことができないのです。

人間が身体を動かす仕組みとは、
(1)筋肉が収縮する
(2)腱が骨を引っ張る
(3)骨が関節周りに回転する
上記(1)→(2)→(3)という流れで起こります。

以上が「腱」の正体なわけですが、
実は、この腱の使い方が上手な人ほど、
スポーツにおける身体の運動能力が高くなり、
パフォーマンス向上に役立つのです。

サッカーでも野球でもバスケットボールでも、
あらゆるスポーツの競技動作においては、
身体のバネを生かした動きが重要になってきます。

体操選手が連続してバク転をしたり、
バスケットボール選手がダンクシュートをしたり、
まるで身体の中にバネが入っているかのように見えますが、
実は、彼らの身体には「強靭なバネ」が入っているのです。
その「強靭なバネ」を使うことによって、
あのようなダイナミックな跳躍動作が可能になるのです。

もちろん、本物のバネが入っているわけではありませんが、
実は、「腱」が「バネ」の役割をしているのであり、
つまり、「腱」を上手に利用することで、
バネのある動きを可能にしているのです。

よく言う「バネのある筋肉」とは、
この腱というバネを上手に利用した動きのことを、
そのように表現しているのだと思います。

この腱(バネ)を利用した上手な身体の使い方、
力の発揮の仕方は、あらゆるスポーツの基礎であり、
この基礎がきちんとできていれば、
どんなスポーツでも上手にこなすことができるのです。

小中学生のころ、クラスに一人くらいは、
足が速くて、どんなスポーツでもそつなくこなす、
いわゆるスポーツ万能な生徒がいたと思いますが、
そういう生徒は、既に子供のころから、
この腱(バネ)を利用した身体の使い方ができていたのです。

では、大人になってからでも、この腱(バネ)を利用した、
基礎的な身体の使い方を向上させることは可能なのか、
その点について説明したいと思います。


体操選手が既に幼少のころからバク転をしたり、
高く弾むようなジャンプをしたりできるように、
基礎的な身体の使い方を身に付けるには、
出来るだけ年齢が早い時期からの方が有利です。

しかし、大人になってからでも、
トレーニングによって腱(バネ)を強化し、
基礎的な身体の使い方を向上せることは可能です。

バネを利用した基礎的な身体の使い方のカギは、
反動を使った動作にあります。
反動動作を巧みに使うことで、
基礎的な身体の使い方を向上させることができ、
スポーツにおける運動能力を高められるのです。

バク転をするにしても、高くジャンプするにしても、
反動なしで行うことは絶対に不可能であり、
反動を巧みに利用しながら力を発揮することで、
しなやかなバネのある動きを生み出すことができるのです。

筋トレにおいては反動は使うべきではないなどと、
今だにそのような古い考え方をしている人も多いですが、
反動を使った方が、反動を使わないで動作するよりも、
ずっと大きな力を楽に安全に発揮できるのです。

打つ動作をするにしても、投げる動作をするにしても、
全身の反動を使ったうねり動作をすることで
遠くへ飛ばしたり投げたりすることができるのです。
反動を上手に使うことができないと、
手打ち、手投げになってしまうのです。

スポーツにおける運動能力の向上には、
反動動作が必要であることは明らかであり、
要は、反動動作の上手下手が、
スポーツの上手下手を決めるカギになっているのです。

いくら筋肉が大きくても、反動動作が下手だと、
スポーツを上手にすることはできないのです。

では、この反動動作を上手に行うためには、
いったいどうすればよいかですが、
要は、「腱のバネ作用を利用する」ということです。

たとえば、高くジャンプしようとする場合、
一度しゃがみこんでから、
その反動を利用してジャンプしますが、
しゃがみこんだときに、
筋肉(大腿四頭筋)は一度引き伸ばされます。

そして、筋肉(大腿四頭筋)が引き伸ばされると、
筋肉の両端についている腱(バネ)も引き伸ばされ、
弾性エネルギーを蓄えることになるのです。

そして、この蓄えた弾性エネルギーを利用することで、
つまり、しゃがみこむ反動を利用することで、
その直後、瞬間的に筋肉の強い収縮が自動的に起こり、
高くジャンプすることができるのです。
これが、「腱のバネ作用を利用する」ということです。

ですから、ジャンプ力を向上させるためには、
この「腱のバネ作用」を利用した動作が必要であり、
たとえば、「スクワットジャンプ」や「スプリットジャンプ」、
前や横への「バウンディング」や「ホッピング」など、
全身の反動を使った種目が有効になってくるのです。

こういった種目は専門性の高い種目になってきますので、
一般の人にとってはあまり馴染みがないかもしれませんが、
競技アスリートのトレーニングにおいては、
ほとんどの選手が取り入れている種目であり、
バネのある動きを生み出す上で重要になってくるのです。

今回は、腱の働きについてお話しましたが、
スポーツにおける運動能力を向上させる上で、
腱のバネ作用を利用することがいかに重要であるか、
お分かり頂けたかと思います。

野球でもサッカーでもバスケットボールでも、
あるいは、陸上競技でも格闘技でも、
バネのある動きを必要としない競技などありません。
全ての競技においてバネのある動きは必要であり、
それが上手にできるかどうかが、
スポーツにおける運動能力向上のカギになっているのです。

筋トレ中も炭水化物を摂った方が良いのか?

こんにちは、筋トレアカデミー山本龍二です。

本日は、筋トレ中の炭水化物の摂取について、
お話したいと思います。

筋トレ前と筋トレ後は炭水化物を摂取しているが、
筋トレ中は水を飲むだけという人も多いかと思います。
しかし実は、筋トレ中も炭水化物を摂取した方が、
筋肥大効果が高まることが証明されているのです。

2001年アメリカのスポーツ科学者たちが行った実験によると、
筋力トレーニング中に吸収しやすい炭水化物を少量摂ると、
摂らないときよりも筋肥大効果が高まることがわかったのです。

このときの実験レポートによると、
定期的に運動している18歳~25歳の男性15人を2グループに分け、
片方のグループには、筋トレ中に水だけを飲んでもらい、
もう片方のグループには、筋トレ中に、
少量の炭水化物を含むスポーツドリンクを飲んでもらいながら、
同じ筋トレプログラムを3ヶ月間行ってもらったそうです。

そして、3ヶ月後の測定結果を比べてみると、
スポーツドリンクを飲みながら筋トレを行ったグループの方が、
筋繊維の成長率が約20%も大きかったのです。
特に、この効果は速筋繊維において大きく、
速筋繊維のみで比較すると、約23%も大きかったのです。

では、なぜ、筋トレ中に少量の炭水化物を摂ることで、
筋繊維の成長スピードが速まったのかですが、
スポーツ科学者たちが出した結論としては、
おそらくこれは、筋トレ中に摂った少量の炭水化物によって、
コルチゾールの分泌が抑制されたためだということでした。

コルチゾールとは、筋肉を分解するホルモンなのですが、
筋トレを開始とすぐに、このコルチゾールの分泌が始まり、
筋トレ時間が長くなればなるほど、分泌量も増えてくるのです。
特に筋トレ開始後45分以上経過すると、
コルチゾールの分泌レベルは急激に高まってくるのです。

ですから、筋肉の成長を促すためには、
筋トレ中、いかにして、
このコルチゾールの分泌を抑えられるかが、
重要なカギとなってくるのです。

筋トレ中のコルチゾールをゼロにすることは不可能ですが、
少量の炭水化物を摂取することによって、
コルチゾールレベルを低く抑えることは可能なのです。

さて、上記実験結果に基づくと、
筋トレ中も少量の炭水化物を摂取した方が、
筋肥大効果を高めることができるわけですが、
では、どのような炭水化物を、
どれくらい摂れば良いのか、
お勧めの摂取方法をご紹介したいと思います。

ここからは私の経験に基づく話になりますが、
まず、筋トレ中に摂る炭水化物の量ですが、
筋トレ時間が45分以内の場合であれば、
20~30gの量で十分だと思います。

決して必要以上に多く摂る必要はなく、
この程度の量を摂取すれば、
コルチゾールを抑制できると思われます。

ただし、吸収しやすい形で摂るためには、
炭水化物の濃度に注意する必要があります。
濃度が高すぎては吸収されにくくなりますし、
血糖値の急激な上昇を招くことにもなってしまいます。

では、どれくらいの濃度が良いのかですが、
濃度4%~5%が最も吸収されやすくなります。

食べたり飲んだりしたものがどれだけ吸収されるかは、
浸透圧によって決まります。
ですから、体の浸透圧に近い濃度にしておいた方が、
吸収スピードが速いのです。
その濃度が4%~5%だということです。

ですから、筋トレ中の炭水化物摂取方法としては、
上記条件に合うスポーツドリンクを飲むのが、
手っ取り早く便利だということです。

現在市販されているスポーツドリンクの多くは、
スポーツ科学に基づき製造されていますので、
濃度にしても含有されている成分にしても、
運動中の水分補給に適したものとなっています。

たとえば、良く知られている「アクエリアス」は、
国際オリンピック委員会公式スポーツ飲料にもなっていますが、
炭水化物の濃度が4.7%であり(100ml中4.7g含有)、
ナトリウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラルや、
BCAA、アルギニンなどのアミノ酸も含有されており、
運動中の水分補給としては理想的なものになっているのです。

ですから、アクエリアスの500mlを買ってきて、
筋トレ中に何回かに分けて飲めば、
吸収しやすい形で23.5gの炭水化物を摂取できるのです。

筋トレが45分以内に終わるのであれば、
この程度の量で十分だと思いますが、
もし、もっと長く、2時間とか3時間行っているなら、
1000mlとか1500mlサイズを利用すれば、
それだけ多くの炭水化物を摂取することができます。

なお、筋トレ中に摂った炭水化物は、
全て運動エネルギーとして消費されてしまいますので、
適切な量を摂っている限り、
体脂肪として蓄積される心配はありません。

また、更に質の高い摂取方法として、
筋トレ中に必要な炭水化物を、
サプリメントで摂取する方法もあります。

たとえば、炭水化物摂取用のサプリメントとして、
バルクスポーツの「MD(マルトデキストリン)」があるのですが、
多くのアスリートが、トレーニング中や試合中に、
あるいはトレーニング直後に利用しているサプリメントです。

マルトデキストリンは吸収スピードが極めて速く、
トレーニング中とトレーニング後に摂る炭水化物としては、
最も望ましい形の炭水化物なのです。

また、バルクスポーツのMDはほとんど無味であるため、
他のサプリメントとも混ぜやすく、
たとえば、MDにBCAAを混ぜたドリンクを筋トレ中に飲めば、
筋トレ中のエネルギーを素早く補給しながら、
コルチゾールを抑制し筋肉の分解を防ぐことができるのです。

まあ、わざわざサプリメントを買わなくても、
コンビニでスポーツドリンクを買えば十分ではありますが、
より質の高い摂取方法を追求したいという場合には、
サプリメントを利用するという手もあるということです。

今回は、筋トレ中の炭水化物摂取についてお話しましたが、
筋トレ中に適切な形で炭水化物を摂取することは、
筋肥大効果を高める上で有効な方法だと言えますので、
必要に応じて是非取り入れてみてください。

特に、筋トレを開始するとすぐに疲れてしまい、
筋力を十分に発揮できないという人は、
明らかにエネルギーが不足している状態であり、
そのままでは筋肉がどんどん分解されてしまいます。

もし、自分がそういった状態にあるという場合には、
筋トレ中の水分補給方法について見直し、
水分と一緒に炭水化物も補給する必要がありますので、
今回の記事を参考に改善を図ってください。

ベンチプレスでの肩の使い方について

こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。

本日は、ベンチプレスでの肩の使い方について、
お話したいと思います。

ベンチプレスの筋肥大効果を高める上で、
肩の使い方は非常に重要なポイントであり、
必ず実践してほしい基本テクニックになりますから、
今まで意識してこなかったという人は、
是非、自分のフォーム改善に役立ててください。

ベンチプレスは最も実践者の多い種目だと思いますが、
ジムでベンチプレスを行っている人を見ると、
その人が、初心者なのか上級者なのか、
動作中における肩の使い方を見れば、
すぐに判断することができてしまいます。

具体的には、バーベルを押し上げる際に、
上級者は肩の位置を固定したまま押し上げますが、
まだ動作に慣れていない初心者の場合には、
肩を前に突き出しながら押し上げる人が多いのです。


ベンチプレス肩の使い方
※上級者のフォーム(肩を引いて固定したまま押し上げている)


上級者のフォームでは、
左右の肩甲骨をグッと寄せたまま、
肩を下に引いて固定した状態で押し上げていくのですが、
これはトレーニング用の特殊なフォームであり、
一般の人が日常生活の中で行うことはありません。

日常生活の中で何かを押す動作を行う際に、
いちいち左右の肩甲骨をグッと寄せて、
肩を引いて固定させてから押すようなことはしません。

ですから、初めてベンチプレスを行う人が、
特に何も意識せずに行えば、
自然に、肩を前に突き出すフォームになってしまうのです。

ではなぜ、肩を引いて固定し、
前に突き出さないフォームが良いのかですか、
そうすることで、大胸筋が力を発揮しやすくなり、
より重い重量を押し上げられるようになるからです。
つまり、大胸筋が力を発揮しやすい姿勢だということです。

肩甲骨を寄せ肩を引いて固定させることで、
挙上時における動作が安定し、
安全に高重量を扱うことができるのです。

これに対し、肩を前に突き出してしまうと、
挙上時における動作が不安定となり、
大胸筋が本来持っている力を十分発揮できず、
大胸筋への刺激も弱くなってしまうのです。

また、ベンチプレスで高重量を挙上するためには、
全身の複数の筋肉を連動させる必要があるのですが、
肩を前に突き出してしまうと、
肩と腕だけで押し上げるようになってしまい、
重い重量を挙げることもできないし、
肩と腕が先に疲れてしまい、
胸に刺激を集中させられなくなってしまうのです。

また、肩が不安定な状態での挙上となるため、
肩を痛めてしまう危険性も高くなるのです。
実際、初心者の段階で正しいフォームが身に付かず、
肩を痛めてしまってベンチプレスを断念したという人が
多いのですが、非常にもったいないことです。

ベンチプレスは、大胸筋の発達を中心に、
上半身の複数の筋肉を鍛えられる種目であり、
全身の筋力やパワーの養成にも優れていますので、
初心者の人には、是非マスターしてほしい種目なのです。

しかし、その反面、今回お話したように
フォーム作りが少し難しいところがあるので、
初心者の人は、最初はジムで教わるなどして、
正しいフォーム作りをしなければなりません。

今回説明した「肩の使い方」だけではなく、
可動域や手幅などに関しても大切になってきますので、
初心者の人がベンチプレスを初めて行う際には、
信頼できるトレーナーから指導を受けたり、
信頼できるマニュアルで勉強する必要があるのです。

なお、上級者用のテクニックとして、挙上する際に、
背中を反らして大きなアーチを作ったり、
脚を踏ん張ってお尻を上げるテクニックなどがありますが、
あくまで競技用に用いるテクニックであり、
初心者の人が真似する必要はありません。

もし、最大挙上重量が100kgくらいになり、
胸板も大分厚くなってきたとして、
そこから更に挙上重量を増やしていきたい場合には、
こういったテクニックを用いるのも良いでしょう。

さて、今回は、ベンチプレスの基本テクニックとして、
肩の使い方に焦点を合わせお話してきましたが、
今までこういったことを意識してこなかったという人は、
一度自分のフォームをチェックし、
必要に応じて改善を図ってみてください。

肩の使い方が改善されるだけで、
今までよりも挙上重量が簡単に増えたりしますので、
今回の記事を参考に、是非、
効果的なベンチプレスに取り組んでください。

(補足)
今回は、バーベルベンチプレスで説明しましたが、
ダンベルであってもチェストプレスマシンであっても、
肩の使い方に関しては同じであり、
効果を高める上で重要なポイントになってきます。

チェストプレスマシンでも胸板を厚くできますか?

こんちには、筋トレアカデミーの山本龍二です。

先日、筋トレ初心者の方から、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ジムにチェストプレスマシンがあるのですが、
チェストプレスマシンでも胸板を厚くできますか?
もし、バーベルベンチプレスの代わりになるのなら、
チェストプレスマシンを使おうと思っていますので、
効果的な使い方と注意点を教えてください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
という質問を頂きました。

そこで本日は、チェストプレスマシンの使い方や、
バーベルベンチプレスとの効果の違いについて、
お話したいと思います。

まず、基本的なことを確認しておきますと、
チェストプレスマシンは大胸筋を鍛えるマシンですから、
チェストプレスマシンで胸板を厚くすることはできます。

しかし、同じ大胸筋を鍛える種目であっても、
バーベルベンチプレスとは本質的な部分で異なりますので、
全く同じ効果が得られるというわけではありません。
その点については、後ほど詳しく説明します。

では、まず、チェストプレスマシンについて、
一般的な使用方法を説明します。





(1)チェストプレスマシンのシートの高さを調整します。
(2)座ったときにバーの位置が乳首の高さくらいになるようにします。
(3)シートに座る際は胸を張り肩甲骨を寄せるようにして座ります。
(4)バーを握り、肘を左右に開くようにして構えます。
(5)胸を張り肩甲骨を寄せたままバーを前方へ一気に押し出します。
(6)バーを押し切ったときに肩甲骨が開かないように注意してください。
(7)肩甲骨が開くと肩が前へ出てしまい大胸筋への刺激が抜けてしまいます。
(8)トップの位置までバーを押し出したら元の位置に戻します。
(9)息を吐きながらバーを押し出し、息を吸いながら戻します。
(10)息を止めたまま押し出し、押し出したあとに吐く呼吸法もあります。

以上が、チェストプレスマシンの使用方法になりますが、
バーの軌道が予め決まっているため、
上記で説明した動作時の姿勢に注意していれば、
初心者でも効果を得やすいマシンになります。

シートの高さを調整することによって、
刺激される部分を微妙に変えることもできますが、
まずは、自分にとってしっくりくる位置を見つけることです。

実際にシートに座って動作をしてみて、
もし、肩の辺りが窮屈だとか何か違和感を感じる場合には、
シートの高さを調整し直し、
自分にとって動作しやすいと感じるようにするのです。

シートの高さが上手く調整できていれば、
チェストプレスを行ったあと、
大胸筋全体に適度な刺激が感じられるはずです。

中には、大胸筋が疲労する前に、
肩や上腕三頭が先に疲労してしまうという人がいますが、
その場合には、まず1種目めとして、
ペックデッキフライマシンかダンベルフライを行い、
予め大胸筋のみを疲労させておき、
その後でチェストプレスマシンを行うと、
大胸筋への刺激を強めることができます。

また、チェストプレスマシンのメリットとして、
自分一人で安全に高重量を扱うことができますので、
自分の最大筋力を測定したい場合などにも、
自分一人でMAXに挑戦することができます。

ということで、
チェストプレスマシンの使用方法について説明しましたが、
注意点を守りながら自分に合った使い方をすれば、
胸板を厚くすることは十分可能だということです。

しかし、バーベルベンチプレスとは本質的に異なりますので、
チェストプレスマシンとバーベルベンチプレスでは、
全く同じ効果が得られるというわけではありません。

端的に言いますと、バーベルベンチプレスの方が、
大胸筋の筋肥大効果は高いということです。

つまり、バーベルベンチプレスの方が、
胸板を厚くするのに有利だということです。

なぜなら、バーベルベンチプレスの方が、
中枢神経系(脳と脊髄)への刺激が強められるからです。

人間の体は、脳が感知する刺激が強まるほど、
各種ホルモンの分泌量が増えるのですが、
脳の働きとして、簡単な動作を行うよりも、
難しい動作を行う方が感知される刺激が強まり、
各種ホルモンの分泌量も増えるのです。

ですから、
バーの軌道が決まっているチェストプレスマシンよりも、
バーの軌道が決まっていないバーベルベンチプレスの方が、
動作が不安定で難しい分、脳が感知する刺激が強まり、
筋肥大効果を高めることができるのです。

バーベルベンチプレスは軌道が決まっていない分、
動作中のバランスをコントロールするのが難しくなりますが、
逆にそれが脳に対する刺激を強め、
大胸筋の筋肥大効果を高めることになるのです。

また、脊髄についても同様であり、
脊髄が感知する刺激が強いほど、
筋肉はより多くの筋繊維を動員しようとするため、
筋肉の発達が促進されるのです。

脊髄が感知する刺激の強さとは、
脊柱起立筋の収縮度合いによって差が生じますので、
脊柱起立筋の収縮が強まる動作でトレーニングを行えば、
脊髄が感知する刺激が強まり、
筋肉が発達しやすくなるのです。

脊柱起立筋とは、背中の下部にある小さな筋肉ですが、
背中を反らしたりする動作をすると収縮し、
体のバランスをとろうとします。

そして脊柱起立筋の収縮が強まることで、
全身の筋肉の緊張が高まり、より多くの筋繊維が動員され、
より強い力を発揮することができるのです。

つまり、動作の軌道が決まっているチェストプレスマシンでは、
バランスをコントロールする必要がないため、
脊柱起立筋の収縮を強めることが難しく、
結果として、バーベルベンチプレスに比べて、
大胸筋が発達しにくいということになるのです。

これに対してバーベルベンチプレスの場合には、
動作中のバランスをコントロールする必要があるため、
脊柱起立筋の収縮が強まり、大胸筋の発達にも効果的なのです。

チェストプレスマシンはバーベルベンチプレスに比べて、
筋肉痛の出方が弱いと感じている人が多いと思いますが、
これも実は、単なる感覚的なものではなく、
中枢神経系(脳と脊髄)が受ける刺激の強さの違いが原因なのです。

チェストプレスよりもバーベルベンチプレスの方が、
中枢神経系(脳と脊髄)が受ける刺激が強まるため、
それだけ一度に沢山の筋繊維が破壊され、
筋肉痛の出方も強まるのです。

以上が、バーベルベンチプレスの方が有利である理由ですが、
チェストプレスマシンが全く効果がないというわけではなく、
あくまで両方を比べた場合には、
バーベルベンチプレスの方が有利だということです。

ですから、筋トレ初心者の方であっても、
もし、安全に取り組める環境にあるのでしたら、
バーベルベンチプレスの方をお勧めします。

動作のし易さや安全面を考慮すると、
チェストプレスから初めた方が良いという人もいますが、
中枢神経系(脳と脊髄)が受ける刺激の強さを考えた場合、
バーベルベンチプレスを行った方が、
より早く胸板を厚くすることができると言えるのです。

ボディビルダーの人たちは、大胸筋を鍛える際に、
チェストプレスマシンを行うよりも、
バーベルベンチプレスを行っている人の方が圧倒的に多いですが、
彼らは、長年の経験と自らの感覚によって、
その方が効果的だということを知っているからなのです。

しかし、決して経験や感覚的なことだけではなく、
今回説明したように、科学的な観点からも、
その方が効果的だということを証明できるのです。

首を太くする効果的な方法とは

こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。

本日は、首が細くて悩んでいる人のために、
筋トレ初心者が首を太くするにはどうすればよいか、
そのための効果的な方法を紹介したいと思います。

私のもとにも、「首を太くする方法を教えてほしい」
という質問が多く来るのですが、
たしかに、服を着ていても首は見える部分ですし、
首の太さでその人の印象も変わってきますので、
それだけ気にする人が多いのでしょう。

しかし、ここで、特に筋トレ初心者の人に対して、
お伝えしておきたいことがあるのですが、
首を鍛えるには細心の注意が必要だということです。

なぜなら、首の筋肉というのは、
前後に強く曲げられたり、横に捻られたり、
強い衝撃を受けると痛めやすい部位だからです。

首には頭と背骨を結ぶ頸椎が通り、
その周囲の靭帯とで頭をささえているのですが、
特にこの頸椎に強い衝撃が加わると、
頸椎を捻挫したり損傷してしまうことがあるのです。

たとえば、「ムチ打ち症」も頸椎捻挫の1つです。
自動車に乗っているときに後ろから追突されると、
首が強く後ろに曲げられてなってしまうのです。

また、普段から首を鍛えているスポーツ選手であっても、
ラグビーや相撲などで首が急に強く曲げられたときに、
頸椎捻挫になってしまうことがよくあるのです。

つまり、首の筋肉とはそれだけ痛めやすい筋肉なのですから、
首が細く首の筋力が弱い筋トレ初心者が、
いきなり格闘家がやっているようなレスラーブリッジだとか、
重りをぶら下げたヘッドギアを頭にかぶり、
首をギチギチ上下に動かすようなトレーニングをやったとしたら、
首を痛めてしまう危険性が高くなってしまうのです。

せっかく首を強くしようとして鍛えているのに、
逆に怪我をしてしまったら元も子もありませんし、
実際、首が細い筋トレ初心者の人が、
見よう見まねでレスラーブリッジなどに挑戦した結果、
頸椎捻挫になってしまったというケースが非常に多いのです。

ですから、筋トレ初心者が首を鍛える場合には、
首の筋肉を傷めないよう、細心の注意が必要なのです。

では、首の筋肉を痛めないようにしながら、
首を鍛えていくにはどうすればよいかですが、
筋トレ初心者の段階においては、
首の筋肉は僧帽筋と一緒に鍛えるのが効果的であり、
安全なのです。

僧帽筋とは、首から肩にかけて付いている筋肉なのですが、
僧帽筋が鍛えられて盛り上がってくると、
首が太く見えるようになってくるのです。
実際には、首自体は太くなっていなくても、
首周りの僧帽筋が大きくなることで、
首自体が太くなったという錯覚を抱かせることができるのです。

Tシャツやトレーナーを着ていても、
首周りの筋肉が少ないと、肩から垂直に首が伸びている感じで、
どうしても貧弱な印象に思われてしまいがちなのですが、
僧帽筋が大きく盛り上がっている人は、
首から肩にかけてなだらかな筋肉の形状となり、
たくましい印象を与えることができるのです。

もちろん、首自体を安全な方法で鍛えることもできますが、
実は、首の筋肉というのは、他の筋肉に比べて、
なかなか太くなりづらい筋肉であり、
筋トレ初心者が何かちょっとやったくらいでは、
短期間で首を太くすることはできないのです。

ラグビーの選手などは、何年も鍛えた結果として、
たくましい太い首が備わっているのであり、
腕や脚の筋肉を太くするのと同じではないのです。
首を太くするには長い時間が必要なのです。

ですから、まだ首が細く筋力も弱い初心者の場合には、
首自体を直接太くしようとするよりも、
僧帽筋を鍛えて、首周辺をたくましくした方が、
首を太く見せる上でも手っ取り早いのです。
僧帽筋ならば2ヶ月もあれば大きくすることができます。

では、どんな種目を行うのが効果的なのかですが、
僧帽筋を鍛える種目としてお勧めなのが、
下記の「ダンベルシュラッグ」になります。





上記動画では、肩甲骨を寄せるようにして、
両手にダンベルを持っていますが、
無理して肩甲骨を寄せる必要はありませんので、
自然な感じて持ってもらえればOKです。

肩を高く上げるほど僧帽筋の収縮が強まりますので、
動作の際は、肩を真っ直ぐ上に、
出来るだけ高く上げるようにしてください。

そして、肩が最も高く上がった位置が、
この種目の最大筋収縮位置になりますから、
山本式の動作方法を取り入れ、
しっかりと負荷を受け止めるようにしてください。
(上記動画は山本式の動作方法ではありません)

また、肩を下げる際には、
無理に深く下げる必要はありませんので、
自然に下ろせる位置まで下ろせばOKです。

なお、ダンベルシュラッグを行う際には、
呼吸の仕方が大切になってきます。
具体的には、息を吸いながら肩を上げ、
息を吐きながら肩を下げるようにしてください。

ほとんどの人がこの逆で呼吸しているのですが、
逆にしてしまうと、首の両側にある胸鎖乳突筋と、
僧帽筋を損傷する原因となってしまいますから、
注意してください。

以上、「ダンベルシュラッグ」を紹介しましたが、
僧帽筋を鍛える他の種目としては、
以前紹介した「ダンベルアップライトロウイング」も、
肩と僧帽筋を同時に鍛える種目として有効です。

ですから、筋トレ初心者の人が、
手っ取り早く首を太く見せたい場合には、
肩、僧帽筋、首を連動して鍛える種目として、
(1)ダンベルアップライトロウイング
(2)ダンベルシュラッグ
の2種目をプログラムに含めると効果的です。

筋トレ雑誌や筋トレサイトでは、
簡単に1人で出来る首のトレーニング法として、
手のひらを額に押し当てながら首を前に倒したり、
側頭部に手のひらを押し当てながら首を横に倒したり、
そういった方法がよく紹介されていますが、
実際にそれをやったとしても、
なかなか首自体は太くなりません。

そういった方法で首自体が太くなるには、
早くて半年~1年はかかると思いますので、
ダンベルを使って肩や僧帽筋を鍛えた方が、
2ヶ月もあれば首周りの印象を変えることができ、
簡単で手っ取り早いのです。

今回は、筋トレ初心者を対象としてお話しましたが、
もし、既にある程度首の筋力がある人であれば、
いろいろな姿勢でレスラーブリッジを行ったり、
重り付きのヘッドギアで首の上下運動を繰り返したり、
四つん這いになった姿勢で首を上から強く押してもらい、
その負荷に抵抗しながら耐えるようにするなど、
そういった上級者用の鍛え方をすることも可能です。

ただし、いくら首が強い上級者であっても、
痛めやすい部位であることには変わりありませんので、
首を鍛える際には、怪我をしないよう、
くれぐれもご注意ください。

タグ

ステロイドによる筋肉増強効果について

こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。

本日は、ステロイドによる筋肉増強効果について、
お話したいと思います。

実は先日、実際にステロイドを使用している方から、
直接お話をお伺いできる機会がありまして、
現在のトレーニング法や実際の筋肉増強効果などについて、
リアルな話を聞くことができました。

その方(Kさん)は現在37歳でトレーニング歴が17年なのですが、
5年前まではボディビルコンテストにも出場していた方です。
しかし、コンテストでの審査基準と自らの理想にギャップを感じ、
現在はコンテストには出場せずに、
自らの理想を追い求めてトレーニングされている方なのです。

現在のKさんのサイズは既に日本人離れしており、
コンテスト出場予定はないので脂肪は乗っている感じですが、
身長173cmで体重が102kg、上腕囲(コールド)が48cm、
大腿囲が76cmであり、外見はかなりデカイ印象です。
また、ベンチプレスのMAXが185kg、
スクワットのMAXが240kgであり、筋力も相当強いです。

Kさんの追い求める理想の肉体とは、
極限まで筋肉を大きくしたバルク型の肉体であり、
人間離れした怪物的な肉体なのです。

Kさんの中では、とにかく筋肉を大きくすることが最優先であり、
バランスがどうのとかシンメトリーがどうのとか、
ボディビルコンテストの審査基準にあるような、
そういった肉体の美しさは関係ないのです。

いちいちそういったことを考えながら筋肉をつけるのではなく、
とにかく単純に筋肉を大きくしたいのです。
どこまで自分の筋肉が大きくなるかを追求していきたいのです。
これがKさんがトレーニングを行う目的なのです。

さて、そんなKさんなのですが、
3年前からアナボリックステロイドを使用しているそうです。
使用し始めた理由としては、
ナチュラルな状態でトレーニングしていたのでは、
自分の追い求める理想の肉体には辿り着けないからだそうです。

もちろん副作用の危険性も認識していたとのことですが、
副作用による健康被害のリスクよりも、
筋肉を極限まで大きくしたいという欲望の方が強かったようです。

また、ボディビルコンテストにおいては、
ステロイドの使用は禁止されていますので、
当然コンテストに出場する人たちは使用はできませんが、
Kさんはコンテスト出場を止めたことで、
使用を禁止する必要性がなくなったということも、
ステロイド使用に走らせた要因となったようです。

そういった理由からステロイドを使用し始めたわけですが、
もし、ステロイド使用による副作用が出たとしても、
全てを自己責任として受け止める覚悟はできているとのことです。

ただし、ステロイドの使用に当たっては、
いろいろ調べて安全な摂取量とサイクルで使用しているため、
今のところ副作用は特に出ていないとのことです。
それよりも、ステロイドの筋肉増強効果に驚いているとのことです。

では、Kさんは現在、どのようなトレーニングをしているのかですが、
ステロイド使用前と比べて、全体の量がかなり多くなったようです。
頻度としては、3日やって1日休む「3オン1オフ」のままだそうですが、
ステロイドを使用し始めてからは、
各部位に対する種目数、セット数を増やしたそうです。
これは、ステロイドによって筋肉の回復力が飛躍的に高められ、
その分筋肉増強が促進されると踏んだからだそうです。

そして、この考え方は見事に的中したようであり、
ステロイドを使用し始めて2ヶ月後には、
体重が7kg増加し、上腕囲も大腿囲も太くなったそうです。

初心者が2ヶ月で体重が7kg増加するのは珍しくありませんが、
Kさんは既にボディビルダーとしての肉体であったわけですから、
そのレベルにある人が、2ヶ月で体重が7kg増加したというのは、
ナチュラルでやっていたらなかなか考えられないことであり、
相当凄いことなのです。

Kさんの現在のトレーニング法について具体的に言いますと、
1日目…胸・肩・上腕三頭・腹
2日目…背・上腕二頭・前腕
3日目…大腿四頭・大腿二頭・カーフ
4日目…休み
のサイクルであり、
1回のトレーニング時間は2~3時間だそうです。
トレーニング中は誰ともしゃべらず、
集中して黙々とトレーニングしているそうです。

各部位のプログラムについても教えてもらったのですが、
普通の人がやったら回復が追い付かず、
すぐにオーバートレーニングになってしまうような、
凄まじい量とボリュームのプログラムでした。

たとえば、胸のトレーニングとしては、
(1)バーベルベンチプレス 3~10レップ×7セット
(2)フラットダンベルプレス 6~10レップ×3セット
(3)フラットダンベルフライ 6~10レップ×3セット
(4)バーベルインクラインプレス 3~10レップ×5セット
(5)インクラインダンベルプレス 6~10レップ×3セット
(6)インクラインダンベルフライ 6~10レップ×3セット
(7)ウエイテッドディップス 6~10レップ×5セット
を行うそうです。

全部で7種目、合計29セットとかなり量が多く、
胸のトレーニングだけで1時間くらいかかるそうです。

たとえば、バーベルベンチプレスの組み方としては、
最初に60kg×10レップからスタートし、
セットが進むごとに40kgずつ重くしていき、
180kg×3レップまで上げたら、
そこからは20kgずつ落としていくというやり方です。

つまり、60kg、100kg、140kg、180kgと上げた後に、
160kg、140kg、120kgと落としていくということです。
セット間のインターバル時間は特に決めておらず、
次のセットに挑む気力が戻るまで休むそうです。

1種目目のバーベルベンチプレスにおいて、
既に大胸筋全体が疲労し温められているので、
2種目目からはウォームアップセットなしで、
最初から高重量を使って限界まで追い込むそうです。

なお、バーベルベンチプレスにおいては、
180kgのセットからは補助者に付いてもらい、
自力で限界まで挙上した後に強制的に1~2レップ追加する、
フォースドレップ法を行っているそうです。

Kさんのトレーニングは、どの部位においても、
凄まじい量とボリュームになっているのですが、
ステロイドを使用することで筋肉の回復力を高め、
筋肉増強に繋げていくことができているようです。

もちろん、トップクラスのボディビルダーの中には、
ステロイドなど使用せずに、
同じようなトレーニングをこなしている人もいますし、
驚く程デカイ筋肉をしている人もいますので、
一概にステロイド無しでは無理だとは言えませんが、
ただし、Kさんのように、実際に使用して、
その効果を実感している人が多いのも事実なのです。

私はステロイドは使ったことはありませんし、
今後使う予定もありませんが、
確かな事実として、
ステロイドの筋肉増強効果は相当高いということです。
そして、副作用のリスクを抑えながら、
筋肉増強効果を得る方法も出回っているということです。

実際、海外のプロボディビルダーたちは、
当たり前のようにステロイドを使用していますし、
ナチュラルな状態では到底辿り着けない、
モンスター級の驚くべき肉体をしています。

しかし、彼らにとっては、
ボディビルはビジネスでありお金儲けの手段なのです。
ですから、副作用のリスクを考えるよりも、
コンテストで勝って賞金を得ることの方が重要なのであり、
その結果スポンサーを獲得することの方が重要なのです。

ただし、全てのプロボディビルダーがそうだと言うわけではなく、
中には本当にナチュラルで頑張っている人もいるでしょうし、
今回のKさんのように、純粋に筋肉を大きくしたいと思って、
ステロイドを使用している人もいるかと思います。

ですから、ボディビルをビジネスとして考えるというのは、
現実としてそういった傾向が強いということであり、
決してそうした考え方を否定しているわけではありません。

ですが、私自身としては、
やはりステロイドの使用には賛同できないところがありますし、
ボディビルとは、生涯に渡って健康であり続けるための、
唯一の生涯スポーツであると考えています。

ですから、副作用のリスクを背負ってまで、
筋肉の発達を優先させたいとは思いませんし、
もし副作用が出てしまったら、
自分がどんどん壊れていってしまうのです。
それでは何のために鍛えてきたのか、
やってきたこと全てが台無しとなってしまいます。

実際、ステロイドの副作用に苦しんでいる人も大勢いるのです。
副作用でホルモンバランスが狂い、
肉体面にも精神面にも重大な悪影響が出ているのです。
中には、肝機能障害やガンを発症した人もいますし、
体がボロボロとなり車椅子生活をしている人もいます。

そういった深刻な副作用が確認されているからこそ、
あらゆるスポーツ競技において、
ステロイドの使用は禁止されているのです。

今回ご紹介したKさんは、そういったリスクを承知の上で、
自らの意思でステロイドの使用を決めたわけですから、
それはそれで良いと思いますし、
その決断を否定するつもりはありません。

ですが、もしあなたがステロイドに興味があり、
使用するかどうか迷っているとしたら、
今回のKさんのような覚悟があった上で、
使用を決断できるかどうかということです。
もし副作用が出たとしても、自己責任として、
受け止められるかどうかということです。

単なる興味本位で、軽い気持ちで使用したのでは、
何かあったときの代償は大きく、
身も心もボロボロとなり、
立ち直ることができなくなってしまうのです。

ケトルベルでボディビルダーのような筋肉がつけられるのか?

こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。

本日は、「ケトルベルトレーニング」について、
いったいどのような効果が期待できるのか、
そのメリット、デメリットを含めて、
私の考えをお話したいと思います。

先日、大相撲の初場所で琴奨菊が初優勝しましたが、
その琴奨菊が体を鍛えるために使っていたのが、
この「ケトルベル」だったということで、
ここに来て、俄然注目が集まっているようです。

私自身もケトルベルには以前から興味があったのですが、
実は、昨年何度か、ケトルベルを体験する機会があり、
専門のトレーナーから指導を受けたのですが、
私個人として、いろいろ思うところがありましたので、
そのときの感想をもとに、私個人としての、
ケトルベルに対する考えをお話したいと思います。





上の動画では、基本的な「スイング」という動作を行っていますが、
この他にも、片手で行ったり、頭上まで振り上げたり、
いろいろなバリエーションを組み合わせながら動作を行うことで、
確かに全身の筋力強化を図ることができますし、
同時に、高回数の連続動作を繰り返すことで、
心肺機能の向上や筋持久力の強化も可能になると思います。

ですが、どうしても全身の筋肉を連動させる動きが中心であるため、
1つ1つの筋肉を切り離して集中的に鍛えるのには向いておらず、
要は、ボディビルダーのような、
筋肉の形状がはっきりした筋肉を作り上げるには、
ケトルベルだけでは難しいということです。

また、ケトルベルは重心の位置が独特であるため、
ダンベルよりもバランスが取りづらいという点も、
ある特定の筋肉だけを切り離して鍛えたい場合には、
刺激をコントロールしずらくなってくると思います。

たとえば、ケトルベルを使って、
ベンチプレスやアームカールなども行えますが、
動作中の重心の移動をコントロールしないと、
筋肉で的確に負荷を受け止めることが難しくなってきます。

バランスが取りずらい方が筋力強化に有利であり、
コアマッスルも鍛えられるので良いと言う人もいますが、
純粋に筋肥大させることを考えた場合には、
バランスの悪さは最大筋力の発揮を妨げるものであり、
筋肉が大きな負荷を受け止めにくいという点において、
筋肥大にとってはマイナスでしかないのです。

アスリートの中には、わざわざバランスボールの上で、
ダンベルベンチプレスなどを行う人がいますが、
わざとバランスを取りにくくして、
高重量を扱いにくくしているわけですから、
筋肥大効果が高まることはないのです。

アスリートが試合中のパフォーマンスを向上させるために、
体のバランス能力を強化させるには良いかもしれませんが、
ボディビルダーのような、1つ1つの筋肉の形状がはっきりした、
ムキムキの筋肉をつくるのには向いていないのです。

なお、ケトルベルは重量が固定式であり、
ダンベルのような細い重量調整ができないため、
負荷を漸進的に増やしていく上でも不利になってきます。

また、連続して振り上げ動作を行うことで、
肘や手首への負担も大きくなってきますので、
怪我には十分注意する必要があります。

ケトルベルトレーニングの最大の利点は、
全身の筋肉を連動させた連続動作にあります。
たとえば、動画で行っているようなスイングを連続して行うことで、
上半身、下半身、体幹部が連動して鍛えられ、
その結果、全身の筋力バランスが強化されると伴に、
筋持久力、パワー、スタミナを向上させることができるのです。

これは、あらゆるスポーツ競技において大切なことであり、
実際、総合格闘技の選手などの間では、
ケトルベルトレーニングが広く行われているのです。

ですから、そういった目的においては、
ケトルベルトレーニングは有効であると言えるのですが、
あくまで実戦的な筋肉強化が主目的であり、
ボディビルダーのような見せるための筋肉を作り上げていくには、
バーベルやダンベル、マシンなどでの、
ボディビルトレーニングも必要になってくるということです。

先場所初優勝した琴奨菊にしても、
全身の筋力やパワーの強化が主たる目的であったわけで、
ボディビルダーのような筋肉を目指していたわけではありません。

ですから、ケトルベルトレーニングとボディビルトレーニングでは、
その目的において異なる部分があるということを理解した上で、
どちらを優先させるべきかを良く考え取捨選択し、
目的に合ったトレーニングをしていくことが大切なのです。

実際、私の知る限りでは、現役のボディビルダーの人で、
ケトルベルトレーニングを優先して行っている人はいませんし、
ケトルベルトレーニングだけで、
ボディビルダーのようなムキムキな筋肉になれたという話も
聞いたことがありません。

ですから、結論としましては、
ボディビルダーのようなムキムキな筋肉を目指したいなら、
ケトルベルトレーニングよりも、
バーベルやダンベルによるトレーニングを行うべきであり、
見た目の筋肉の形状ではなく、
実戦的な全身の筋力やパワーを強化したいなら、
ケトルベルトレーニングも有効になってくるということです。

まあ、バーベルやダンベルでのトレーニングでも、
動作方法やプログラムの組み方によって、
実戦的な筋力やパワーを強化することはできますので、
私個人の考え方としては、総合的に判断したら、
バーベルやダンベルの方が有用性が高いと思いますし、
特にケトルベルは必要ないと思います。

今回は、ケトルベルトレーニングについて、
私個人としての考えをお話させてもらいましたが、
ケトルベルトレーニングを本格的に行っている人からしたら、
「そうじゃないよ!」と思われるかもしれませんが、
これはあくまで私個人の見解ですから、
意見の相違があった場合には、ご容赦ください。

Copyright © 筋トレの嘘と本当~正しい筋肉の鍛え方~ All Rights Reserved.

テキストや画像等すべての転載転用販売を固く禁じます