筋力のタグ記事一覧

現在、ネット上には、実に多くの筋トレ方法が出回っています。しかし、そのほとんどは、筋トレの真実から外れたダメ筋トレであり、絶対に信用してはいけません。当ブログでは、本気で筋肉をつけたいと思っているあなたのために、世間に氾濫する筋トレの嘘を暴き、本当に正しい筋肉の鍛え方をお教えします。

タグ:筋力

  • 2018/05/31使用重量の増やし方

    こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。本日は、筋トレにおける使用重量の増やし方について、特に、初心者の方を対象にお話したいと思います。まず、大前提として確認しておきたいのですが、筋力の強さと筋肉の大きさは比例するということです。つまり、バーベルやダンベルの使用重量が重くなるほど、鍛えている対象の筋肉は大きくなるということです。そうじゃないと反論する人もいるかもしれませんが、もし仮に、筋力が伴...

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  • 2015/12/01筋トレ効果を確認する方法

    こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。本日は、自分の筋力が強い方なのか弱い方なのか、それを見分けるための目安について、お話したいと思います。あくまで1つの目安ですから、万人に共通して当てはまるわけではありませんが、参考にして頂ければと思います。では、どのようにして自分の筋力を測定するかですが、主要な種目における最大重量(1回しか反復できない重量)を測定し、それを平均値と比較してみるようにするので...

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  • 2015/07/04筋トレ効果を高めるアドバイス

    こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。本日は、筋力が伸びない原因について、お話したいと思います。筋トレをスタートして1~2ヶ月は筋力が伸び、反復回数や使用重量も増えていのに、ここ最近は全く変化しないという相談をよく受けます。これは何も初心者だけの悩みではなく、上級者の人でも、使用重量の伸び悩みに悪戦苦闘している人は多くいます。私もこれまで何度も経験してきましたが、筋力の伸びには、途中何度も壁が...

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  • 2015/05/26筋力の強さに対する誤解

    こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。本日は、「筋力の強さに対する誤解」について、お話したいと思います。「ボディビルダーの筋肉なんて見せかけだけだよ」「見た目は大きいけど力なんてないよ」なんてことが、まことしやかに言われていますが、本当にそうなのでしょうか?以前見た動画で、細身のアームレスリングの選手と、筋骨隆々としたボディビルダーが腕相撲をしている動画があったのですが、ボディビルダーが負け...

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【筋力アップの重要性】筋トレにおける使用重量の増やし方

こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。

本日は、筋トレにおける使用重量の増やし方について、
特に、初心者の方を対象にお話したいと思います。

まず、大前提として確認しておきたいのですが、
筋力の強さと筋肉の大きさは比例するということです。

つまり、バーベルやダンベルの使用重量が重くなるほど、
鍛えている対象の筋肉は大きくなるということです。

そうじゃないと反論する人もいるかもしれませんが、
もし仮に、筋力が伴なわない大きいだけの筋肉だったとしたら、
そんな筋肉は役に立ちませんし邪魔になるだけです。

大きな筋肉には、それを作り上げる過程において、
強い筋力が備わるのが当然のことなのです。


強い筋力と大きな筋肉


ボディービルダーの筋肉を見せかけだと批判する人もいますが、
彼らの筋肉は、それだけ強い筋力が備わった結果として、
見た目にも大きくなった筋肉なのですから、
例外なく全員が強い筋力を有しているのです。

上腕囲50cm以上のボディビルダーたちは、
例外なく全員が腕の筋力が相当強く、
片方40kg以上のダンベルカールを行えるほどなのです。
それだけ強い筋力が備わっているから、
丸太のようなぶっ太い腕なのです。

片方1kgの重さでいくらダンベルカールをしていても、
現実として、上腕囲50cmのぶっ太い腕を作ることはできないのです。
どんなに素質があったとしても、使用重量を重くしていかない限り、
片方1kgのままでは、腕を太くすることはできないのです。

海外の巨大なボディビルダーの中には、
上腕囲50cm以上の人がゴロゴロいますが、
彼らも初めから筋力が強かったわけではなく、
最初は軽いダンベルしか扱うことができなかったはずです。

しかし、そこから少しずつ使用重量を重くしていくことで、
それに伴い徐々に筋肉も大きくなっていったのです。
20kgのダンベルを扱えるようになって上腕囲が30cmになり、
30kgのダンベルを扱えるようになって上腕囲が40cmになり、
40kgのダンベルを扱えるようになって上腕囲が50cmになり、
というような感じなのです。

ですから、筋力が弱く軽い重量しか扱うことができないのに、
サイズだけがどんどん大きくなるということはないのです。
10kgのダンベルしか扱うことができないのであれば、
それに見合った腕の太さにしかならないのです。

筋力の強さと筋肉の大きさは比例しないと思っている人は、
まずは、この現実を受け入れなければなりません。

筋肉とは、発揮できる筋力が強くなるほど、
それに伴ないサイズも大きくなっていくのです。
要は「使用重量が重くなる=筋肉が大きくなる」ということです。


筋力と筋肥大の関係


さて、筋力と筋肥大の関係について確認したところで、
では、どのように使用重量を増やしていけば良いのか、
具体的な方法について説明したいと思います。

特に、筋トレ初心者の段階においては、
使用重量の増加を目標として取り組むことが大切です。

使用重量が増えていれば、次の段階で必ず筋肥大が起こってきます。
少し時間差はありますが、使用重量が増えていれば、
数週間遅れて、必ず見た目にも筋肉が大きくなってきます。

逆に、1ヶ月経っても2ヶ月経っても使用重量が増えていなければ、
筋肉の大きさも変わらないということなのです。

ですから、筋肉を大きくするためには、
まずは、使用重量の増加が絶対条件になるのです。
使用重量を増やすことを目標とすべきなのです。

では、実際の使用重量の増やし方についてですが、
大事なのは、出来るだけ小刻みに増やしていくということです。
一度に10kgも15kgも増やそうとするのではなく、
1kg~2.5kgずつ、小刻みに増やしていくようにするのです。

今は1kg以下のプレートも専門店で売られていますが、
最小単位の重量で小刻みに増やしていくことで、
それだけ使用重量増加の機会が多く訪れるのです。

例えば、1kgずつ増やしていくのであれば、
ある程度の重量に達するまでは、
毎回のように使用重量を増やすこともできるのです。

そして、使用重量増加の機会が頻繁に与えられるほど、
筋肉は、それに応えて大きくなろうとするのです。

例え1kgの増加であっても、前回よりも少しでも重くなっていれば、
筋肉は重さを察知し、筋肉を大きくしようとするのです。

具体的な使用重量の増やし方の流れとしては、
その日のトレーニングで目標回数の上限をクリアーできたら、
次回のトレーニングの際に少しだけ重くするのです。

例えば、ベンチプレスで60kg×15回が上限目標だとして、
その日のトレーニングで60kg×16回反復できたら、
次回は、1.25kgのプレートをバーベルの両サイドに付け足して、
62.5kgに増量した上で行うようにするのです。
そして再び、15回以上を目指して頑張るのです。

このように、「目標回数の上限クリアー」→「最小単位の増量」
を繰り返していくことで、少しずつ使用重量を重くしていくのです。

最初は60kgだとしても、62.5kg→65kg→67.5kg→70kg…というように、
少しずつ小刻みに増やしていくことで、
使用重量増加の機会が頻繁に与えられ、
それに伴ない、筋肉も少しずつ大きくなっていくのです。

これを「筋トレにおける漸進性の原理」というのですが、
筋肉とは、少しずつ少しずつ負荷を大きくしていった方が、
筋肉の特性上、大きくなりやすいのです。


筋肉大きくなる


ですが、いくら小刻みな増やし方をしていたとしても、
途中で壁にぶち当たり、なかなか回数が伸びず、
使用重量を増やせなくなる時期が出てくることもあります。
いわゆる「プラトー(停滞期)」というものです。

ただし、そうした停滞期に陥ってしまった場合でも、
使用重量の増やし方を工夫することで、
意外と簡単に切り抜けることができますので、
あせらずに対処することが大切です。

停滞期の対処法はいろいろありますが、
例えば、「ショック療法」は効き目が強く効果的です。

ショック療法とは、強制的に使用重量を増やす方法なのですが、
例えば、目標回数が15回なのに対して、12回で停滞し、
それ以上回数がなかなか伸びないという場合には、
15回できるようになるまで待つのではなく、
12回の時点で強制的に使用重量を増やすようにするのです。

また、増量する際には、いつもよりも増量する単位を大きくして、
例えば、通常2.5kgずつ増量しているのであれば、
5kg~7.5kgくらい思い切って増量してみるのです。

当然そうすると反復回数は少なくなりますが、
反復回数は気にせず、重さに筋肉を慣れさせるようにするのです。
反復回数が5回とか6回に減ってしまったとしても、
とにかく重さに対する感覚を掴むようにするのです。

そうしたトレーニングを数回行った後に、
また停滞していたときの重さに戻して行ってみるのです。
すると、今まで12回しかできなかったのが、
14回とか15回できるようになっているのです。

これは、筋肉が強制的に重い重量に慣らされていたため、
元の重量に戻した際に、重さに対する相対的な感覚として、
以前よりも軽く感じられるようになったためなのです。

上級者の人たちも、停滞期に陥らないための予防策として、
定期的に使用重量を強制的に重くして、
2~3回しか反復できない高重量で行ったりするのですが、
そうして筋肉に対してショックを与えることで、
重さに対する筋肉の適応力を高めるようにしているのです。

ということで、使用重量の増やし方についてお話しましたが、
ここでもう一つお話しておきたい大切なことがあります。

それは、トレーニング頻度に関してなのですが、
使用重量の増加を実現していくためには、
トレーニング頻度を多くした方が良いのです。

これは、特に初心者の方にとって言えることなのですが、
初心者の段階においては、1~2日置きに、
週3日のトレーニング頻度が適しているのです。

その中で、ベンチプレスやスクワットなど、
筋力アップのための主要種目については、
毎回(週3回)行うするようにするのです。
週3回が無理なら、最低でも週2回は行う必要があります。

週1回でも筋力を伸ばしていくことは可能ではありますが、
超回復のタイミングを外したトレーニングになってしまうため、
週3回に比べて、筋力の伸びはかなり遅くなります。

3ヶ月間、ベンチプレスの使用重量が全く増えなかった人が、
(その人は、週1回だけベンチプレスを行っていたのですが)
ベンチプレスの頻度を週3回に増やした上で、
使用重量も小刻みに増やすようにしていったところ、
たった1ヶ月で25kgも使用重量が増やせたのです。

他にも同じような例が沢山あるのですが、
なぜ、このようなことが起こるのかと言いますと、
初心者の場合、筋肉量がまだ少ないため、
筋トレ後の筋肉のダメージが比較的早く回復しますので、
中1~2日空ければ、超回復は完了してしまうのです。

もちろん、5日も6日も休まないと回復しないような、
強烈な筋肉破壊を引き起こすことも可能ですが、
そのような筋トレは初心者にとっては適しておらず、
筋肉が受け入れられるダメージの限界を超えてしまい、
正常な筋肉の成長を阻害することになってしまうのです。

初心者にとってベストなトレーニング強度とは、
中1~2日で回復できる程度のトレーニング強度であり、
必要以上に強度を上げ過ぎるのは逆効果なのです。

以上、今回は、筋トレにおける使用重量の増やし方について、
具体的な例も挙げながらお話してきましたが、
筋力の強さと筋肉の大きさは比例しているということを、
ここで改めて確認して頂き、更なる筋力アップを目指し、
取り組んでいってもらいたいと思います。

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自分の筋力は強い方なのか弱い方なのか?

こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。

本日は、自分の筋力が強い方なのか弱い方なのか、
それを見分けるための目安について、
お話したいと思います。

あくまで1つの目安ですから、
万人に共通して当てはまるわけではありませんが、
参考にして頂ければと思います。

では、どのようにして自分の筋力を測定するかですが、
主要な種目における最大重量(1回しか反復できない重量)を測定し、
それを平均値と比較してみるようにするのです。

ただし、1人で最大重量に挑戦するのは危険ですし、
初心者の人にはお勧めできませんので、
10回前後反復できる重量を測定し、
そこから最大重量を計算して求めるようにします。

反復回数と最大筋力に対する割合として、
1回しか反復できない場合を100%(最大筋力)とすると、
5回反復できる場合には最大筋力の90%、
10回反復できる場合には最大筋力の80%が
発揮されていると考えられます。

この関係を細かく表すと以下のようになります。
1回 100%
2回 97.5%
3回 95%
4回 92.5%
5回 90%
6回 88%
7回 86%
8回 84%
9回 82%
10回 80%
11回 78%
12回 76%
13回 74%
14回 72%
15回 70%

ですから、たとえばベンチプレスの最大筋力を求めたい場合、
50kgで10回反復できるのでしたら、
10回は最大筋力の80%に当たりますので、
そこから最大筋力を求める場合には、
(式) 50㎏÷0.8=62.5㎏ ※80%は小数で表すと0.8
という計算が成り立ち、
つまりこの人の最大筋力は62.5kgということになります。

70kgで7回反復できるのでしたら、
70kg÷0.86=81.4kg
80kgで6回反復できるのでしたら、
80kg÷0.88=90.9kg
ということになるのです。

このようにして主要な種目における自分の最大筋力を計算し、
それらを、各種目ごとの最大筋力の平均値と比較するのです。

主要な種目とは、
・ベンチプレス
・ベントオーバーロウイング
・アームカール
・スクワット
などになります。

では、これらの種目の最大筋力の平均値とは、
いったいどのくらいなのかですが、
細かくは、年齢、性別、身長、体重、経験によって
変わってきますが、今回は、例として、
・年齢 30代~40代
・性別 男性
・身長 170cm~180cm
・体重 65kg~75kg
・筋トレ経験 3ヶ月
ということで見ていきたいと思います。

上記男性の場合の最大筋力の平均値としては、
・ベンチプレス 50kg(バーベル)
・ベントオーバーロウイング 40kg(バーベル)
・アームカール 25kg(バーベル)
・スクワット 60kg(バーベル)
といった感じになります。

あくまで初心者を対象とした目安ですが、
これまで多くの人を指導してきた経験から導き出した
数値ですので、それほどブレはないと思います。

ですから、筋トレを開始して3ヶ月経った時点で、
自分の最大筋力レベルがどの程度なのか、
上記平均値と比較してみると良いでしょう。

もちろんこれらの数値は平均値となりますので、
もっと最大筋力が高くなる人もいますし、
もっと低くなる人もいます。

ですから、もし、平均値よりも低かったとしても、
3ヶ月前と比べて使用重量が増えていれば、
それだけ筋肉は発達しているわけですから、
悲観する必要はないのです。

ベンチプレスを25kg×10回からスタートして、
3ヶ月経って35kg×10回できるようになったのであれば、
最大筋力は31kg→44kgになったということですから、
まだ平均値以下ではあったとしても、
3ヶ月前と比べると13kgも最大筋力が伸びたわけですから、
確実に筋肉は発達しているのです。

筋トレにおいて成功するための一番のポイントは、
継続することです。頑張ってやり続けることです。
継続しなくなったらそこで筋肉の発達はストップします。
しかし、継続している限り、やり続ける限り、
人によって発達スピードに差はあったとしても、
確実にレベルアップしていけるのです。

ですから、特に初心者の方は、
まずは3ヶ月間、目標を持ってやり続けることです。

そして、3ヶ月経ったら自分の最大筋力を計算して、
今回紹介した最大筋力の平均値と比較することによって、
自分の筋力レベルを確かめてみてください。

そして、その結果をバネにして、
また次の3ヶ月間を頑張るのです。
その繰り返しをする中で、
筋力もグングン伸び筋肉量も増えていくのです。

なお、初心者を対象とした最大筋力の目標として、
ベンチプレスでは、自分の体重と同じ重量を、
スクワットでは、自分の体重の1.5倍の重量を、
第一段階の目標としてもらうと良いでしょう。

たとえば、体重が70kgの人であれば、
最大筋力の目標としては、
ベンチプレスで70kg、スクワットで105kg、
ということになります。

これは、もともと筋力が強い人であれば、
3ヶ月以内で達成可能な数値ですし、
一般的な筋力レベルの人であっても、
適正なトレーニングと栄養摂取を行うことで、
6ヶ月以内には達成できるはずです。

ベンチプレスの最大筋力が自分の体重と同じになれば、
筋トレをしていない一般の人たちと比べたら、
かなり筋力が強いということになります。

当然その頃には胸板もかなり厚くなり、
シャツの上からも大胸筋の盛り上がりがわかるくらい、
体がたくましくなっているはずです。

ちなみに私は、初めてベンチプレスを行った時は、
35kgでフラフラしながら3回がやっとでしたから、
ベンチプレスの最大筋力は37kgしかなかったことになります。
本当に情けないくらい筋力は弱かったです。

しかし、どんなにムキムキなボディビルダーでも、
最初から100kg以上のベンチプレスができたわけではなく、
誰にでも初心者の時代はあったわけで、
そこから少しずつ筋力を伸ばしていくことで、
150kgとか、200kgが挙がるようになったのです。

とにかく成功するための一番のポイントは、
継続すること、やり続けることですから、
まずは3ヶ月後、次に6ヶ月後を目標に、
筋力アップと筋肥大に励んでいきましょう!!

筋力が伸びない原因について

こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。

本日は、筋力が伸びない原因について、
お話したいと思います。

筋トレをスタートして1~2ヶ月は筋力が伸び、
反復回数や使用重量も増えていのに、
ここ最近は全く変化しないという相談をよく受けます。

これは何も初心者だけの悩みではなく、
上級者の人でも、使用重量の伸び悩みに
悪戦苦闘している人は多くいます。

私もこれまで何度も経験してきましたが、
筋力の伸びには、途中何度も壁が出てくるものです。
長いスランプに陥ると、3ヶ月も4ヶ月も同じ重量のままで、
反復回数も1回も増えないという状況にもなるのです。

では、いつ頃そういう時期が訪れるのかですが、
まず最初の壁は、筋トレをスタートして、
3~4ヶ月後に訪れる人が多いようです。

初心者の人は、適正な方法で筋トレをしていれば、
最初の1~2ヶ月で、かなり筋力アップが図られます。

例えば、バーベルベンチプレスの場合だと、
最初に30kg×10回からスタートしたとして、
2ヶ月以内に50kg×10回が挙上できるレベルに達する
ことは難しいことではありません。

これは、それまで未発達であった神経伝達系統が発達し、
筋肉が筋力をスムーズに発揮しやすくなるためであり、
初心者の段階で最も良く現れる現象になります。
そして、使用重量の増加に伴い、
実際の筋肉も少しずつ大きくなってきます。

しかし、3ヶ月目くらいになると、
最初の頃ほど筋力の伸びが感じられなくなってきます。
反復回数が1回も増えなくなり、
使用重量も増えないという壁にぶち当たるのです。

もちろん個人差がありますので、
もっと早く最初の壁にぶち当たる人もいますし、
もっと後になってぶち当たる人もいます。

ですが、遅かれ早かれ、
筋トレをスタートして数ヵ月以内には、
ほとんどの人が最初の壁にぶち当たるものです。

ただし、これはごく自然なことであり、
適切な対処法を知っていれば、
それほど心配することではありません。

では、初心者の人が壁にぶち当たった場合、
いったいどのように対処すればよいかですが、
まず、やってはいけない間違った対処法からお話します。

初心者の人に最も多い間違いとして、
筋力が伸びないのは鍛え方が足りないからだと思い込み、
今まで2セットだったのを4セットにしてしまったり、
今まで週3回だったのを週5回にしてしまったり、
トレーニング量を増やしてしまうことです。

これではオーバートレーニングに陥り、
逆に、筋力は低下してしまい、
折角鍛えた筋肉も小さくなってしまいます。

では、どうすればいいかですが、
初心者が最初の壁にぶち当たった場合には、
セット数を減らし、週間頻度も減らし、
体への負担を軽減させるようにすべきなのです。

するとしばらくして、また筋力が伸び出しますから、
そうなったら、セット数や週間頻度を、
またもとに戻していくようにするのです。

初心者が最初に壁にぶち当たる原因は、
反復回数や使用重量の増加に対して、
体の回復が追いつかなくなってきたためです。

初期の段階では、実際の体の回復よりも速いペースで、
体の神経系統が発達し筋力が伸びていきますので、
最初の1~2ヶ月は回復が追いついていたとしても、
当然少しずつ疲労は蓄積されてきていますので、
しばらく経つと、体の回復が追いつかなくなってくるのです。

そして、筋力が強くなった3ヶ月目くらいから、
逆に体は危険信号のシグナルを発するようになるのです。
そして、これ以上筋力が強くなるのは体に良くないと、
筋力の伸びを抑制してしまうのです。

つまり、体の方は危険を察知して、
もう少し休みたいと思っているのです。

それなのに、そのシグナルを無視して、
逆にトレーニング量を増やしてしまったら、
当然オーバートレーニングに陥ってしまいます。

オーバートレーニングになってしまったら、
回復するまでに長い時間が必要となり、
筋力も筋肉量もガタ落ちしてしまいます。
オーバートレーニングは絶対に避けなければなりません。

ですから、ここで判断を誤ってはダメなのです。
体からのシグナルを感じ取り、
今まで3セット行っていたのなら2セットに減らすのです。
今まで週3日行っていたのなら週2日に減らすのです。

そうして、一時的に体への負担を減らし、
蓄積された疲労から回復しやすくすることで、
筋肉に元気を取り戻させるのです。

そして、筋肉が回復して元気になると、
体が発していた危険信号のシグナルが解除され、
今まで停滞していた筋力がまた伸び出し、
反復回数も使用重量も増えてくるのです。

もし、トレーニング量を減らしても、
なかなか筋力が伸びないという場合には、
思い切って完全休養を取ることをお勧めします。
1週間全く筋トレをしないことです。
その間は好きなことをして、好きなものを食べて、
心身共にリフレッシュさせるのです。

今まで熱心に筋トレに取り組んできた人ほど、
そういった長期休養は取りたくないと思いがちですが、
仕事でも年に数回は長期休暇があるように、
筋トレにおいても息抜きは必要なことなのです。

1週間やそこら休んだところで、
筋力がガタ落ちするようなことはありませんし、
逆に数ヵ月に1回くらいは、
このくらいの休養を入れた方が、
オーバートレーニングを回避でき、
筋肉の発達にとってプラスになるのです。

以上、初心者が壁にぶち当たった場合の対処法について
お話しましたが、これは上級者の場合でも同じことです。

元ミスターオリンピアのドリアンイエーツやロニーコールマンも、
オリンピアが終了したら1~2ヶ月間は全く筋トレを行わず、
完全休養に当てていたようですが、
巨大な筋肉ほど、更なる進化を求めるためには、
そういった定期的な長期休養が必要なのです。

初心者であっても上級者であっても、
順調に筋力が伸びている間は、
トレーニング量を減らす必要はありませんが、
筋力の伸びが停滞してきたら、
思い切ってトレーニング量を減らしてみること、
あるいは1週間くらい休養を取ってみること、
それが適切な対処法であり、
その後の筋肉の発達にとってプラスになるのです。

よく、プロ野球の一流選手がスランプに陥ったとき、
バットの素振りを1日に何千回も行ったとか、
走り込みを毎日長時間行ったとか、
練習量を増やしてスランプを脱したという話を聞きますが、
それをそのまま筋トレにおけるスランプ脱出に
置き換えることは極めて危険であり、
オーバートレーニングとなって筋肉を失うことになりますので、
くれぐれも注意してください。

筋力の強さに対する誤解

こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。

本日は、「筋力の強さに対する誤解」について、
お話したいと思います。

「ボディビルダーの筋肉なんて見せかけだけだよ」
「見た目は大きいけど力なんてないよ」
なんてことが、まことしやかに言われていますが、
本当にそうなのでしょうか?

以前見た動画で、細身のアームレスリングの選手と、
筋骨隆々としたボディビルダーが腕相撲をしている動画が
あったのですが、ボディビルダーが負けてしまったのです。

その動画の書き込みには、
「見せかけの筋肉では通用しない」とか、
「大きいだけで使えない筋肉だ」などと、
いろいろ書き込まれていました。

正直それを見た時にはガッカリしましたが、
素人目にはそう映ってしまっているのかと
考えさせられました。

こういった書き込みをした人たちというのは、
いったいどんな基準で筋力の強さを測っているのでしょう?

いくら筋骨隆々のボディビルダーであっても、
アームレスリングの選手と腕相撲で戦うというのは、
相手の土俵で戦うわけですから、
勝つのは簡単なことではないはずなのです。

アームレスリングの選手は、筋力だけでなく、
勝つための技術を普段の練習で磨いているわけですから、
そういう人たちと腕相撲で真っ向勝負するというのは、
技術力の差が勝敗に大きく関わるため、
純粋に筋力の強さを比べることにはならないのです。

たとえば、ミスター日本クラスのボディビルダーにとって、
ベンチプレス150kg、スクワット200kgというのは、
それほどの重量ではありませんが、
アームレスリングの選手で、
それだけの重量を挙げられる人はそうはいません。

ですから、決してボディビルダーの筋力は弱くないのです。
ベンチプレスやスクワットで筋力を比べたとしたら、
アームレスリングの選手よりも優っているはずなのです。

ボディビルダーとアームレスリングの選手では、
普段のバーベルの扱い方が違うわけですから、
これは当然の結果なのです。

要するに、異なる競技の選手の筋力を比較するに当たっては、
どんな基準で比べるかが重要であって、
それぞれの競技性を排除した中で、
純粋に筋出力を比較するようにしなければならないのです。
そうしないと誤解を生むことになってしまうのです。

また、純粋な筋出力という点で考えた場合、
女子選手は男子選手よりも筋力が弱いなどと、
単純には言えないのです。

サッカーにしても柔道にしても、
近年の女子選手の筋力アップには目を見はるものがあります。

ところが、「女子選手は男子選手よりも筋力が弱い」、
しかも「弱くて当然だ」というような見方が、
まだまだ一般的な見方なのです。

しかし、男子選手と女子選手の筋力比較をする際にも、
やはり基準が問題になるのです。

これはスポーツ選手に限らず、
一般の男女においても同じことなのですが、
男性と女性の筋力を比較する際に問題となるのが、
筋肉量が同じだったかということです。

筋力の強さを直接左右するのは実質的な筋肉量であって、
脂肪を含んだ体重ではありません。

ですから、単純に同じ体重同士の男女を比べただけでは、
実質的な筋肉量(徐脂肪体重)が少ない女性の方が、
筋力が劣るのは当然のことなのです。

しかし、実際にはそんな単純ではなく、
実質的な筋肉量(徐脂肪体重)が同じ男女の筋力を比較してみると、
筋出力を示す指標値が、男性100に対して女性97~85となり、
性別による差はほとんどなくなるのです。

つまり、実質的な筋肉量を増やせば、
女性も男性に負けない筋力を発揮できるということです。

実際には、テストステロンなどの男性ホルモンが少ないので、
男性と同じように筋肉を増やすことは難しいですが、
今後、トレーニング法や食事法が更に進歩すれば、
ますます男女間の筋力差はなくなってくると思います。

さて、今回は、「筋力の強さに対する誤解」について
お話してきましたが、間違った比較は誤解を生むということが、
お分かりいただけたでしょうか?

最後にもう一つ、一般によくある誤解として、
見た目にガッチリしていて体重が重くても、
体脂肪率が高ければ除脂肪体重は少ないわけですから、
外見はガッチリしていても、筋力が強いとは限らないということです。

たとえ体重が100kgあって上着の上からはガッチリ見えたとしても、
体脂肪率が40%以上もあって除脂肪体重が少なければ、
当然筋力は劣るわけです。

余分な脂肪というのは、筋力発揮の邪魔になるだけですから、
これではまさに「見かけだおし」なだけです。

とにかくバルクアップだということで、
何でも沢山食べまくって体重を増やしたはいいが、
増えた体重のほとんどが、
脂肪と水分での増加だったというケースが多いですから、
単に太っただけにならないよう注意してください。

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