ボディビルコンテスト直前の「塩抜き」には注意が必要

現在、ネット上には、実に多くの筋トレ方法が出回っています。しかし、そのほとんどは、筋トレの真実から外れたダメ筋トレであり、絶対に信用してはいけません。当ブログでは、本気で筋肉をつけたいと思っているあなたのために、世間に氾濫する筋トレの嘘を暴き、本当に正しい筋肉の鍛え方をお教えします。

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ボディビルコンテスト直前の「塩抜き」には注意が必要

こんにちは、筋トレアカデミーの山本龍二です。

本日は、ボディビルコンテスト直前の「塩抜き」について、
いくつか注意すべき点をお話したいと思います。

まず、「塩抜き」とは何なのか説明しておきますと、
要は、ボディビルコンテスト直前のタイミングで、
食事からの塩分を抜く(限りなくゼロにする)ということです。
つまり、塩分が含まれない食事をとるということです。

例えば、鶏肉や赤身の肉を丸ごと茹でて、
何も味付けせずにそのまま食べるとか、
野菜も茹でただけで何もかけずに食べるとか、
決して美味しいものではありませんが、
多くのボディビルダーが、コンテスト直前には、
こうした食事をとっているのです。

では、なぜ、そもそも「塩抜き」をするのかですが、
これは、体内から余分な水分を排出して、
コンテスト当日に、ステージ上で、
自分の体(筋肉)を最高の状態に見せるためです。

塩分には、体内に水分を溜める働きがあるので、
食事から塩を抜くことによって体内の塩分量が減れば、
体内から余分な水分が排出されるのです。

何ヶ月もの厳しい減量により、既に体脂肪率が数%しかない状態で、
さらに体内から余分な水分が完全に排出されると、
筋肉の上に直に皮膚が張り付いたようになり、
筋肉には無数の細かいカットが刻まれ、
皮膚が透き通って筋肉が浮き出て見えるような状態になるのです。

もし、コンテスト直前に体内に余分な水分が多く残っていると、
たとえ体脂肪率が低い状態であったとしても、
筋肉のカットがぼやけ、体の表面がフラットに見えてしまうため、
ステージ上での見栄えが悪くなってしまうのです。


塩抜きしたボディビルダー


ということで、多くのボディビルダーの人たちが、
コンテスト直前に「塩抜き」を行っているわけですが、
ただし、ここで注意してもらいたいことがあります。

それは、長期間の「塩抜き」は危険だということです。
私は経験上、長くても3日間が限界だと思います。
3日間を越える「塩抜き」はお勧めできません。

なぜなら、塩分を長期間に渡り摂らないでいると、
生命に関わる危険な症状が出てくるからです。

塩分の主成分は「ナトリウム」なのですが、
塩分1g中には、ナトリウムが約400mg含まれています。
そして、このナトリウムには、
筋肉の収縮や神経伝達を司る重要な働きがあるのです。

ですから、ナトリウムが長期間欠乏してしまうと、
筋肉が正常に働かなくなってしまうのです。

筋肉には、骨格筋以外にも、心臓の筋肉や呼吸に関わる筋肉、
内臓や血管の筋肉など、様々な筋肉があるのですが、
ナトリウムが欠乏状態に陥ってしまうと、
それらの筋肉が正常に働かなくなり、痙攣や麻痺を起こしたり、
意識障害を引き起こしたりする場合があるのです。
最悪の場合には死に至ることもあるのです。

実際、ボディビルダーの中には、これまでに、
過度の「塩抜き」が原因でナトリウム不足に陥り、
コンテスト直前に死亡した人が何人もいるのです。

ですから、「塩抜き」をしている期間中に、
めまいや吐き気、頭痛、脱力感、痙攣などの症状が出たら、
直ちに「塩抜き」を中止し、もし症状が酷い場合には、
医師の診断を受ける必要があるのです。

さて、「塩抜き」の危険性についてお話しましたが、
そもそも「塩抜き」とは必須のものではありませんので、
わざわざ「塩抜き」しなくても体を仕上げることは可能ですし、
実際、「塩抜き」せずに仕上げている人も多くいます。

また、「塩抜き」によって得られる効果とは、
取り組む際の体の状態によって違ってきますので、
効果が望めない体の状態で取り組んでも無駄なのです。

はっきり言って、体の絞りが甘い状態で「塩抜き」しても、
見た目には何も変わらないと思います。

「塩抜き」しても脂肪が減るわけではないので、
まだ体脂肪率が高い状態の人は、「塩抜き」の前に、
余分な脂肪を減らすことの方が先なのです。

「塩抜き」の効果が発揮されるのは、
体脂肪率が既に5%程度まで下がり、
体が99%仕上がった状態で、
最後のダメ押しとして行う場合なのです。

ダメ押しとは、もうすでに勝ちが見えている状態で、
勝利をより確実なものとするために行うものですから、
十分勝てる状態なのであれば、必要ないことなのです。

ですから、もし、コンテスト3日前の段階で、
既に体が十分仕上がっていれば、
無理して「塩抜き」をする必要はないですし、
逆に、体脂肪率は5%しかないのに、
筋肉のカットが今一つはっきりしないような場合には、
残り1~3日間で「塩抜き」をしても良いでしょう。

とにかく、コンテスト直前の「塩抜き」とは、
最後のダメ押しとして取り組むべきものであり、
実施するかどうかについては、
体の状態に応じて判断する必要があるということです。

ボディビルダーがコンテストに向けて減量する場合、
通常は減量期間として3~4ヶ月取ると思いますが、
その間、普段から塩分の少ない食事をしてきていれば、
もし「塩抜き」をする場合でも、
コンテスト前日から行えば十分間に合うはずです。

コンテスト2日前までは今まで通りの塩分摂取量とし、
コンテスト前日になってから塩分をカットすれば、
翌日までには体内の余分な水分が排出されてしまいます。

なお、水分の摂取量に関しても、
コンテスト2日前までは特に減らすことはせず、
コンテスト前日になってから減らすようにすればOKです。

中には、利尿作用のあるサプリメントを使って、
無理やり水分を体外へ排出したり、
サウナに長時間入って汗を絞り出している人もいますが、
本来は、コンテスト直前になって無茶をしなくて済むように、
計画的且つ効果的に減量を進めることが大切です。

以上、今回は、「塩抜き」についてお話しましたが、
取り組み方を間違えると、体に及ぼす影響が大きいので、
実施に当たっては、くれぐれも注意し、
決して無理せず、慎重に取り組むようにしてください。

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